Campeonato Paulista 2021カンピオナート・パウリスタ 2021

5月16日に行われたカンピオナート・パウリスタの準決勝。サンパウロ州の州都サンパウロで行われた「サンパウロ×ミラソーウ」は、元セレッソ大阪のパブロのゴールなどでサンパウロが快勝した。

サンパウロは8分に元U-17アルゼンチン代表MFマルティン・ベニーテスが左サイドからクロスを上げたが、パブロが頭で流したボールはガブリエウ・サラに合わずファーサイドへ流れた。10分にはガブリエウ・サラがくさびになってヘイナウドがペナルティアークで左足を振り抜いたが、シュートはわずかに浮いてしまう。29分にはブラジル代表DFミランダがコーナーキックに頭で合わせるも、頭頂部に当てたボールはポストをかすめて惜しくも枠を逸れた。さらに32分には右からのクロスがファーサイドへ流れたところを、ヘイナウドが角度のないところから左足で強引にゴールを狙うも、キーパーの脇をすり抜けたボールはカバーに戻っていたダニエウ・ボルジスにゴール寸前でクリアされた。

再三攻め込みながらゴールを奪えずにいたサンパウロが、均衡を破ったのは44分。マルティン・ベニーテスのコーナーキックをエクアドル代表DFロベール・アルボレーダが頭で合わせると、ボールは自身の右肩に当たってゴールに吸い込まれた。

後半はサンパウロのゴールラッシュ。まずは立ち上がりの49分、自陣からのロングフィードで最終ラインの裏へ抜け出したパブロがドリブルでペナルティエリアまで進むと、キーパーを引きつけて右足で蹴ったボールがダニーロ・ボーザの体に当たってゴールへ。公式記録はオウンゴールでなくパブロのゴールとなって、サンパウロがリードを2点に広げた。

56分には、コーナーキックが相手の頭頂部をかすってファーサイドへ流れそうになったところに、ガブリエウ・サラがヘディングで詰めて 3-0 。59分のカウンターではベニーテスからのパスを受けたパブロがシュートを打つも、カバーに戻った相手によって阻まれたが、サンパウロは攻め続けて主導権を譲らなかった。

73分にはベニーテスのスルーパスで右サイドを駆け上がったイーゴル・ビニシウスが、ペナルティエリアでボールを折り返してルシアーノのゴールをお膳立て。76分には、ペナルティエリアでベニーテスがくさびになって最後はウィリアンが右足でゴールネットを揺らしたが、左サイドからパスが出た時点でベニーテスがオフサイドだったため、この場面はノーゴールとなった。

ワンサイドゲームで勝ち上がりを決めたサンパウロは、決勝でパウメイラスとのクラシコを行うことになった。

カンピオナート・パウリスタ 2021　準決勝　（2021/05/16）
サンパウロ	4-0	ミラソーウ
チアゴ・ボウピ	GK	アレックス・ムラーリャ
ロベール・アルボレーダ ミランダ レオ	DF	ダニエウ・ボルジス ヘニエ ダニーロ・ボーザ エルナンジス
ルアン （ウィリアン） リジエーロ （ホドリーゴ・ネストル） イーゴル・ビニシウス ガブリエウ・サラ （イーゴル・ゴメス） ヘイナウド マルティン・ベニーテス （ジョアオ・ロハス）	MF	ソウザ （ダニエウ） ネト・モウラ カッシオ・ガブリエウ （ハファエウ・マセーナ）
パブロ （ルシアーノ）	FW	ペドロ・ルーカス （ドゥ） ジエゴ・ゴンサウベス （マテウス・アンデルソン） ファブリッシオ （ルーカス・シウバ）
ロベール・アルボレーダ　44 パブロ　49 ガブリエウ・サラ　56 ルシアーノ　73	ゴール
	イエロー カード	ネト・モウラ ダニエウ
エルナン・クレスポ	監督	エドゥアルド・バチスタ
主審：　ルイス・フラービオ・ジ・オリベイラ 会場：　エスタジオ・ド・モルンビー　（サンパウロ）