Campeonato Paulista 2021カンピオナート・パウリスタ 2021

5月20日に行われたカンピオナート・パウリスタの決勝 1st.Leg。サンパウロ州の州都サンパウロで行われたクラシコ「パウメイラス×サンパウロ」は、スコアレスドローに終わった。

パウメイラスは6分に元アルビレックス新潟のホニが右サイドからクロスを上げたが、ファーサイドから駆け込んだビクトル・ルイスがシュートを打つ手前で、ブラジル代表DFダニエウ・アウベスがボールをカットして、相手にシュートを打たせず。14分には速攻で前を向いたホニが前線の右にボールを送って、ルイス・アドリアーノがペナルティエリアに入りフィニッシュに及ぶも、シュートはキーパーが両手で弾き返した。

右サイドで力を発揮していたダニエウ・アウベスだったが、29分頃に右ひざと右の足首を気にし出すと、その1分後にはピッチに倒れて動けなくなった。パウメイラスのイレブンは「時間稼ぎだ」と主審に抗議するも、ダニエウ・アウベスは本当に右足を痛めたようで、31分にはベンチに下がってしまった。ダニエウ・アウベスは、ベンチで顔をユニフォームで隠して不完全燃焼に終わった現状を悔いている様子だった。

後半、パウメイラスは58分にハファエウ・ベイガがペナルティアーク付近で左足を振り抜いたが、枠を捉えたボールはキーパーがパンチングで対応。サンパウロは61分にヘイナウドが左足で直接フリーキックを放ったが、こちらもキーパーに阻まれた。70分にはイーゴル・ビニシウスのクロスにイーゴル・ゴメスがヘディングで合わせたが、シュートはファーサイドへ流れた。パウメイラスは74分にヘナンがコーナーキックに左肩で合わせたが、ボールはファーサイドのポストをかすめて枠を捉えられなかった。

パウメイラスは85分にもチャンスメイクしたが、マイキのクロスに合わせたホニのヘディングシュートは枠を捉えられず。対するサンパウロは86分に元セレッソ大阪のパブロがペナルティエリアで左足を振り抜いたが、シュートは元ブラジル代表MFフェリッピ・メロがブロック。その1分後にはガブリエウ・サラが左足でロングシュートを放ったが、鋭く伸びたボールはポストを直撃。結局どちらも最後までゴールネットを揺らせず、タイムアップを迎えた。

2nd.Leg は5月23日に、サンパウロのモルンビーで行われる。

カンピオナート・パウリスタ 2021　決勝 1st.Leg　（2021/05/20）
パウメイラス	0-0	サンパウロ
ウェベルトン	GK	チアゴ・ボウピ
ルアン グスターボ・ゴメス ヘナン	DF	ロベール・アルボレーダ ミランダ レオ
フェリッピ・メロ パトリッキ・ジ・パウラ （ダニーロ・バルボーザ） マイキ ハファエウ・ベイガ （グスターボ・スカルパ） ビクトル・ルイス	MF	ルアン リジエーロ ダニエウ・アウベス （イーゴル・ビニシウス） マルティン・ベニーテス （イーゴル・ゴメス） ガブリエウ・サラ ヘイナウド
ホニ ルイス・アドリアーノ （ウェズレイ）	FW	パブロ
	ゴール
ホニ アベル・フェレイラ	イエロー カード	ミランダ
アベル・フェレイラ	監督	エルナン・クレスポ
主審：　フラービオ・ホドリゲス・ジ・ソウザ 会場：　アリアンツ・パルキ　（サンパウロ）