CONMEBOL Libertadores 2021コンメボル・リベルタドーレス 2021

5月25〜27日に行われたコンメボル・リベルタドーレスのグループリーグ第6節。アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで行われた「リーベル・プレート × フルミネンセ」は、敵地に乗り込んだフルミネンセが勝利を収めた。

前節にアルゼンチン代表MFエンソ・ペレスが即席守護神を務めるまでにチーム内クラスターに悩まされたリーベルだったが、この日はアルゼンチン代表GKフランコ・アルマーニやコロンビア代表FWラファエル・サントス・ボレー、ウルグアイ代表MFニコラス・デ・ラ・クルスなど大勢の選手が感染症から回復して試合に出場できるようになった。しかし、序盤からテンポ良く攻めたのはフルミネンセで、21分に右サイドへ流れた元ブラジル代表FWフレッジがグラウンダーのクロスを上げると、カイオ・パウリスタが左足で合わせてゴールに沈め、先制した。

一方、11分に攻め込むも相手のファインセーブによってゴールを阻まれたリーベルは、25分にはコロンビア代表MFホルヘ・カラカルが左サイドを崩して右足でゴールを狙ったが、シュートはポストを直撃。するとフルミネンセは28分、フレッジが浮かせたボールをペナルティエリアの左側で受けた39歳の元U-23ブラジル代表MFネネが、左足のハーフボレーでゴールネットを揺らして 2-0 とリードを広げた。

後半、敗れると敗退の可能性が高まるリーベルは、開始からアルゼンチン代表FWマティアス・スアーレスなど3人を投入。しかし50分にはイアゴ・フェリッピにクロスバー直撃のシュートを打たれるなど、攻め込まれた。さらに66分にはボールを巡ってカイオ・パウリスタの首に肘打ちを食らわせたジョナタン・マイダーナがレッドカードを喰らって、リーベルは数的不利にも陥ってしまう。それでも劣勢に屈せず終盤に何度もフィニッシュに持ち込んだリーベルは、84分にロングパスで右サイドを上がったフリアン・アルバレスがダイレクトで中央に折り返すと、フェデリコ・ジロッティが右足でゴールに蹴り込み1点差に詰め寄った。

だが優位を保ち続けたフルミネンセは、後半のアディショナルタイムにウルグアイ代表FWアベル・エルナンデスからのパスをペナルティエリアで受けたイアゴ・フェリッピが、右足のアウトサイドによるシュートをゴールに沈めて決着。勝ったフルミネンセはグループDの首位に浮上して、自力での決勝トーナメント進出を果たした。

敗れたリーベルは、同時刻の試合で3位アトレティコ・ジュニオールが引き分けに終わったことで、勝ち点で並ばれることなく2位通過となった。

コンメボル・リベルタドーレス 2021 グループリーグ第6節　（2021/05/25）
リーベル・プレート （アルゼンチン）	1-3	フルミネンセ （ブラジル）
フランコ・アルマーニ	GK	マルコス・フェリッピ
トマス・レカンダ （ロベール・ロハス） ジョナタン・マイダーナ エクトル・マルティネス ミルトン・カッコ	DF	サムエウ・シャビエル （カレガーリ） ニノ ルッカス・クラーロ エジージオ
フェリペ・ペーニャ サンティアゴ・シモン （マティアス・スアーレス） ホルヘ・カラカル （アグスティン・パラベシーノ） ニコラス・デ・ラ・クルス	MF	マルチネッリ （ウェウリントン） イアゴ・フェリッピ ネネ （ファン・カサーレス）
ラファエル・サントス・ボレー （フェデリコ・ジロッティ） フリアン・アルバレス	FW	ガブリエウ・テイシェイラ フレッジ （アベル・エルナンデス） カイオ・パウリスタ （ルイス・エンリーキ）
フェデリコ・ジロッティ　84	ゴール	21　カイオ・パウリスタ 28　ネネ 90+2　イアゴ・フェリッピ
ニコラス・デ・ラ・クルス エクトル・マルティネス マティアス・スアーレス	イエロー カード	マルチネッリ サムエウ・シャビエル カイオ・パウリスタ
ジョナタン・マイダーナ	レッド カード
マルセーロ・ガジャルド	監督	ホージェル・マシャード
主審：　エステバン・オストヒッチ　（ウルグアイ） 会場：　エル・モヌメンタル　（ブエノスアイレス）