- Seleção Brasileiraブラジル代表
17日のバイシクルシュートで再評価されたペドロ 3ヵ月のメンバー入りにチッチ監督も含みを持たす
ブラジル代表のチッチ監督がコパ・ド・ブラジウの観戦を経て25歳のペドロを改めて高評価
▲ チッチ監督の評価も上昇一途といわれる25歳のブラジル代表FWペドロ(写真提供:Globoesporte)
過去にA代表にも招集されたことのある25歳のペドロは現在、フラメンゴで主力として活躍中。日本代表FW鈴木武蔵にも似ているブラジル代表FWブルーノ・エンリーキの長期離脱を機にフラメンゴで主力に“昇格”すると、安定した活躍をみせている。17日のコパ・ド・ブラジウでも、後半にバイシクルシュートを決めてチームの勝利に大きな貢献を果たしたばかりだ。
そんな17日の試合をテレビで観たチッチ監督は、ラジオ・グローボのインタビューに応じて、ペドロに関するコメントを次のように残した。
「質問を避ける理由はない。相手が引いて守ることが事前に想定されるような試合において、ペドロのようなタイプの選手は非常に重要な役割を果たす。現時点で、私の中でセレソン(ブラジル代表)のメンバーはおよそ8割が決まっている。だが2割は流動的だ。既存の結果に固執せず、門戸を広く開いているから、ワールドカップメンバーに入りたい選手はどんどん積極的にアピールしてほしい」
今週、チッチ監督はマラカナンで「フルミネンセ vs フォルタレーザ」を生観戦。一方、ペドロがバイシクルシュートを決めた「アトレチコ・パラナエンセ vs フラメンゴ」の一戦は、アシスタントコーチのセーザル・サンパイオ氏(元横浜フリューゲルス)らが視察に出向いていた。
おそらく、(元Jリーガーの)サンパイオ氏らからもペドロに関する何らかの報告を受けていたとみられるチッチ監督は、兼ねてから気にかけているペドロを改めて絶賛した格好だ。
もしこのままペドロが好調を維持するようであれば、約3ヵ月後に開幕するワールドカップのメンバーにも加わっている可能性は大いにある。
◆ ペドロ
- 本名:
- ペドロ・ギリェルミ・アブレウ・ドス・サントス
- 生年月日:
- 1997年6月20日生まれ()
- 出身:
- ブラジル(リオ・デ・ジャネイロ州リオ・デ・ジャネイロ)
- 身長:
- 185cm
- ポジション:
- センターフォワード
2007年に10歳でフラメンゴの下部組織に入ったが、その後複数のクラブチームを渡り歩き、2016年に19歳でフルミネンセの下部組織からトップチームに昇格。すぐに頭角を現すと、2019年8月31日にはフィオレンティーナ(イタリア)へ完全移籍したが、イタリアのセリエAでは出場機会を得られず。2020年1月にフラメンゴへのレンタル移籍で母国に戻ると、水を得た魚のように再びゴールを量産した。2021年にはフラメンゴへの完全移籍が決まり、ブラジル代表FWブルーノ・エンリーキが大怪我による長期離脱を機に主力としてチームに貢献している。ブラジル代表。
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2022.08.18
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