Copa de la Liga Profesional de Fútbol de AFA 2024コパ・デ・ラ・リーガ・プロフェシオナル 2024

1月28日に行われたコパ・デ・ラ・リーガ・プロフェシオナルの第1節「リーベル・プレート × アルヘンティノス・ジュニオルス」で、同点ゴールを決めたアルヘンティノスの選手のゴールパフォーマンスが物議を醸した。

試合はリーベルの1点リードで迎えた82分、ガストン・ベロンからのパスを受けたサンティアゴ・モンティエルが右足でトラップしたボールを左足で切り返してエンソ・ディアスのマークを交わすと、ペナルティエリアでカットインしてエセキエル・バルコとパウロ・ディアスのマークも振り切り、左足でゴールに流し込んだ。

駆け出してピッチサイド付近まで移動したサンティアゴ・モンティエルは、両手で自身のユニフォームの背中を引っ張り、くるくると2回転しながら背番号と名字を強調するパフォーマンスを披露。するとスタンドの観客から野次が飛んだほか、コロンビア代表FWミゲル・アンヘル・ボルハらリーベルの選手数人もモンティエルに詰め寄って抗議した。主審のダリオ・エレーラ氏がモンティエルにイエローカードを出すと、カードを出されたことに不服のアルヘンティノスのイレブンは主審に詰め寄って抗議する事態になった。

渦中のサンティアゴ・モンティエルは試合後のインタビューで、相手チームを煽る意図はなかったことを主張しつつも謝罪の言葉を添えた。

「（下部組織にもいたリーベル戦で）ゴールを決めたときは想像もできなかった経験だった。私はリーベルのファンだけど、今日に至るまでに自分が経験したことや過程のすべてが湧き上がってきて、あのパフォーマンスは複雑な感情によるものだった。私のすべての考えが交差したんだ」

「リーベルの下部組織を退団して以降、長い間一人でトレーニングした時期があったのは自分の低迷期だったと思う。アルヘンティノス・ジュニオルスが私に扉を開いてくれて、アルヘンティノスは今の今まで私にすべてを与えてくれている。複雑な感情は、支えてくれている私の家族や妻、そしてもうすぐ生まれてくる赤ちゃんなどの幸せ。最高な気分になったんだ」

サンティアゴ・モンティエルはゴールパフォーマンスについて真摯に謝罪したが、同時に深い意図はなかったとも弁明。

「あれはゴールを決めた自分へのお祝いだった。私はリーベルのファンなので、もしサポーターや選手たちが不快な思いをしたのであればお詫びします。誰かを刺激する意図はなかったから」

リーベルへの愛が今もあるのかと問われると、サンティアゴ・モンティエルは「もちろん。いつもね」と回答。ちなみにリーベルOBのゴンサーロ・モンティエルのいとこである同選手は、この日の自分のパフォーマンスがいとこを怒らせているのではないかとの懸念も明かした。

「試合前に彼（ゴンサーロ・モンティエル）からメールが来て『会いに行く』と言ってくれた。このあと彼からメッセージが届くかはわからないが、もしかしたら彼も怒っているかもしれないね」