Primera División de Argentinaアルゼンチン１部リーグ

アルゼンチンの大衆紙「Ole!」などが一斉に報じたファン・ロマン・リケルメのティグレ入団の噂について、リケルメの代理人を務めるダニエル・ボロニコフ氏はそれを否定した。

昨年ボカを退団したリケルメに対しては、欧州のクラブチームを筆頭に複数のクラブが関心を示していた。ブラジルではフルミネンセ、パウメイラスといった名門が獲得に向けて動いていた。一方で、現在ボカの監督を務めるカルロス・ビアンチ氏は兼ねてから「ボカに戻ってきてほしい」と公言。その去就が注目されていた。

そんな中、アルゼンチン国内のティグレが獲得に向けて交渉を進めているという報道が浮上。ティグレのセルヒオ・メッサ会長もリケルメ獲得のために動いている旨を明かしたことによって、報道の信憑性は高いとみられている。
だが、ボロニコフ氏はラジオ・デル・プラータの取材に対して、次のように述べた。

「ティグレに入団するのではとの報道があった。実際に移籍交渉が行われているのは事実だが、リケルメがティグレに加入する可能性は今のところ低い。アルヘンティノス・ジュニオルスへの移籍も同様に（可能性は）低い」

同氏は、先週土曜日のエル・スーペルクラシコの試合直後にリケルメがボカのカルロス・ビアンチ監督に連絡をとったことも明かした上で、ボカに復帰する可能性について言及した。

「古巣のボカが宿敵リーベルに逆転負けを喫したあの試合を観戦して、リケルメは悔しがっていた。昨年は不本意な形で退団してしまったが、彼の中にあるのはボカへの強い愛着だ」

先に報じられたとおり、リケルメはティグレに入団するのか。それとも再びボカのユニフォームに袖を通すのか。