- Campeonato Paulistaカンピオナート・パウリスタ
前半アディショナルタイムに謎の誤審 100周年になる伝統のクラシコはコリンチャンスに軍配
カンピオナート・パウリスタ 2017 第5節 コリンチャンス 1-0 パウメイラス
▲ 終了間際の先制ゴールでコリンチャーノの大歓声を浴びたコリンチャンスのイレブン
今年で100周年を迎える「宿敵同士のクラシコ」は、まさに伝統の一戦。大観衆の声援をBGMにして始まった一戦は、序盤から見せ場の多い試合となった。9分には背後からガブリエウにスライディングされたドゥドゥが怒って小競り合いになるなど、熱くなる場面も多く見られた。パウメイラスは24分にケーノがゴール前でハーフボレーシュートを放ったが、枠を捉えたボールはキーパーに両手で弾き出された。
この試合は前半のアディショナルタイムに物議を醸す謎の誤審が生まれたが、その詳細は別の記事で紹介する。 【知りたい方はこちらをクリック!】
あらぬ誤審により数的不利に陥ったコリンチャンスは、10人でも宿敵と互角に渡り合う。パウメイラスは58分にベネズエラ代表MFアレハンドロ・ゲーラのアーリークロスに合わせたコロンビア代表DFジェリ・ミーナのボレーシュートが決まったが、コリンチャンスの最終ラインはオフサイドトラップを仕掛けて失点を免れた。コリンチャンスはその後もパウメイラスの猛攻に遭うが、守備陣の奮闘によってゴールを守り抜いた。
厳しい状況を乗り切ったコリンチャンスは、87分に待望の先制点を獲得する。自陣から上がったクリアボールを追いかけたマイコンが、落下地点でアレハンドロ・ゲーラからボールを奪い取ってカウンターを仕掛けると、マイコンはドリブルで前進して中央でフリーになっていたジョにパスを出した。一度目のパスは元ブラジル代表MFゼ・ホベルトが左足でカットしたが、マイコンは再び足元にこぼれたボールを今度はジョの足元へ供給。ジョは左足でゴールに流し込んで、スタンドの大歓声を一身に浴びた。
勝ったコリンチャンスはグループAの首位を快走。対するパウメイラスは敗れたものの、それでもグループCの首位を堅持している。
カンピオナート・パウリスタ 2017 第5節 (2017/02/22) | ||
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コリンチャンス | 1-0 | パウメイラス |
カッシオ | GK | フェルナンド・プラス |
ファギネル ファビアン・バルブエーナ パブロ ギリェルミ・アラーナ |
DF |
ジェアン ジェリ・ミーナ ビットル・ウーゴ ゼ・ホベルト |
ガブリエウ マイコン ホドリギーニョ |
MF |
フェリッピ・メロ (チアゴ・サントス) ハファエウ・ベイガ (アレハンドロ・ゲーラ) ミシェウ・バストス |
アンヘル・ロメーロ (パウロ・ホベルト) カジン (ジョ) レオ・ジャバー (モイゼス) |
FW |
ケーノ ドゥドゥ ウィリアン (アレキサンドロ) |
ジョ 87 | ゴール | |
ガブリエウ | イエロー カード |
ジェアン フェリッピ・メロ ハファエウ・ベイガ ビットル・ウーゴ アレキサンドロ |
ガブリエウ | レッド カード |
|
ファービオ・カリーレ | 監督 | エドゥアルド・バチスタ |
主審: チアゴ・ドゥアルチ・ペイショート 会場: アレーナ・コリンチャンス (サンパウロ) |
2017.02.22
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