Liga Profesional de Fútbol de AFA 2022リーガ・プロフェシオナル 2022

リーベル・プレートのマルセーロ・ガジャルド監督が今季限りでの辞任をするにあたって、エル・モヌメンタルで惜別セレモニーが行われた16日。感動的な場面がいくつもあった中で、とりわけ人々の心の琴線に触れたのは、コロンビア代表MFファン・フェルナンド・キンテーロが同監督に贈った感謝と惜別の言葉だった。

コロンビアきってのファンタジスタと評されるファン・フェルナンド・キンテーロは現在、深圳FC（中国）からのレンタル移籍でリーベルに在籍しているが、2018年からの3年間を含めて約4年間はリーベルに在籍している。10番を着ける“ファンフェル（ファン・フェルナンド・キンテーロの略称）”は、ガジャルド体制のリーベルで重宝された選手と一人だ。

ファンフェルはリーベルに在籍中、スーペルコパ・アルヘンティーナ（2017年）を筆頭にリベルタドーレス（2018年）、レコパ・スダメリカーナ（2019年）、コパ・アルヘンティーナ（2019年）と複数のタイトルに貢献。とりわけ、同選手にとって感慨深いのは、ブエノスアイレスでのボカのリムジンバス襲撃事件によってスペインの首都マドリー開催になった、2018年のリベルタドーレス決勝。

「勝利、戴冠、賛辞など、すべてを総括して感謝を伝えたい。選手の育成から指導までお疲れ様でした。そして理想を示してくれてありがとう。あなたを信じる全員から感謝を伝えたい」

「あなたがリーベルで残してくれたレガシーに、永遠の感謝を伝えたい」

「（リーベルにもたらした）14個のタイトル、栄光、そして我々のキャリアに忘れられない功績を付与してくれた事実に感謝している」

「特に忘れられないのは（2018年）12月9日。あの試合で私を起用してくれたことに感謝します（この試合で、ファン・フェルナンド・キンテーロは決勝ゴールを決めている）。あのとき、我々はボカに勝って南米王者に輝いた。あの喜びを与えてくれたガジャルドに感謝している」

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時折泣きそうな表情を浮かべながらスピーチをこなした“ファンフェル”を、名将は優しく抱きしめた。スタンドでは、同選手のスピーチにもらい泣きをするインチャが続出した。