コパ・リベルタドーレスは2月12日にグループリーグが開幕。2月12日〜14日に第1節が行われた。ブラジルのベロ・オリゾンチで行われたグループ３「アトレチコ・ミネイロ×サンパウロ」は、アトレチコ・ミネイロがリードを守りきって勝利を収めた。

前半6分にセットプレイから決定機をつくったアトレチコ・ミネイロは、13分にホナウジーニョ・ガウーショの頭脳プレイによって先制点を創造した。
ペナルティエリアの右側で味方のロングスローを一人待っていたホナウジーニョ・ガウーショが、トラップしてゴール前にグラウンダーのクロスを供給。走り込んだジョがゴールに押し込んで均衡を破った。
前述の「頭脳プレイ」とは、ホナウジーニョがロングスローを受ける直前の一幕にあった。サンパウロのGKホジェーリオ・セニから渡されたペットボトルの水でうがいや手洗いをしたホナウジーニョは、ペットボトルをホジェーリオ・セニに返すと、さもプレイに参加していないかのようにうつむきながら歩き出した。
このときサンパウロのディフェンス陣はホナウジーニョがペナルティエリアにいることに対して意識を向けていなかったのか、ペナルティエリアの外側で最終ラインを形成。その結果、ポツンと一人でペナルティエリアを歩いていたホナウジーニョが味方のロングスローをフリーで受けられるシチュエーションが生まれたのであった。

前半はアトレチコ・ミネイロが試合をコントロールしたが、後半はサンパウロが盛り返す。だが、度重なる決定機もGKビクトルの好守に阻まれて同点に追いつくことができない。すると迎えた72分にアトレチコ・ミネイロが追加点をもぎ取った。右サイドをドリブルで切れ込み2人を振り切ったホナウジーニョ・ガウーショが右足でクロスを上げると、ゴール前で待ち構えていたヘーベルが頭で合わせてゴールネットの左隅を揺らした。

サンパウロは82分にルイス・ファビアーノのスルーパスからアロイージオがシュートを決めて1点を返したが、反撃はここまで。アトレチコ・ミネイロが大事な初戦を白星で飾った。

コパ・リベルタドーレス　グループリーグ第1節　（2013/02/13）
アトレチコ・ミネイロ （ブラジル）	2-1	サンパウロ （ブラジル）
ビクトル	GK	ホジェーリオ・セニ
マルコス・ホッシャ ヘーベル ジュニオール・セーザル レオナルド・シウバ	DF	パウロ・ミランダ （アロイージオ） ホドウフォ ルッシオ ブルーノ・コルテス
ピエーヒ レアンドロ・ドニゼッチ ホナウジーニョ・ガウーショ	MF	デニウソン ウェウリントン （マイコン） ドウグラス・ペヘイラ ジャジソン （ガンソ）
ジエゴ・タルデッリ （ルアン） ジョ （アレッサンドロ） ベルナール （ヒシャリソン）	FW	ルイス・ファビアーノ オズバウド
ジョ　13 ヘーベル　72	ゴール	82　アロイージオ
ルアン	イエロー カード	パウロ・ミランダ ジャジソン ルッシオ
クッカ	監督	ネイ・フランコ
主審：　マルセーロ・ジ・リーマ・エンリーキ　（ブラジル） 会場：　エスタジオ・インデペンデンシア　（ベロ・オリゾンチ）