CONMEBOL がインデペンデンシアに NO ! その理由はキャパシティ
CONMEBOL(南米サッカー連盟)がリベルタドーレス決勝 2nd.Leg の舞台にミネイロンの使用を要求
▲ リベルタドーレスの準決勝 2nd.Leg が行われたエスタジオ・インデペンデンシア
2013年のリベルタドーレスでは、パラグアイのオリンピアとブラジルのアトレチコ・ミネイロの両者が決勝まで勝ち残った。リベルタドーレスの決勝は、UEFAチャンピオンズリーグのような中立地での一戦決着ではなくホーム&アウェイで白黒をつけるルールになっているため、当然ながら両者のホームスタジアムが使用される。しかしそこに CONMEBOL が口を出してきたという。
11日に CONMEBOL が発表したところによれば、決勝の 1st.Leg はアスンシオンのエスタディオ・デフェンソーレス・デル・チャコで開催。2nd.Leg についてはベロ・オリゾンチのエスタジオ・ド・ミネイロンで開催するよう指示を出してきたのだそうだ。
▲ リベルタドーレスの決勝 2nd.Leg の舞台に決まった「ミネイロン」ことエスタジオ・ゴベルナドール・マガリャイス・ピント
しかしアトレチコ・ミネイロのアレシャンドレ・カリウ会長は、CONMEBOL の要求に対して首をかしげた。
「CONMEBOL の求める収容者数は4万人以上とのことだが、オリンピアのホームであるデフェンソーレス・デル・チャコは約36,000人であり、4万人に満たない。CONMEBOL の規定に従うならば、オリンピアのホームだってアウトではないのか? なぜ我々のほうだけが決勝の開催地変更を強いられるのか」
ベロ・オリゾンチ最大のスタジアムであるエスタジオ・ド・ミネイロン(正式名称:エスタジオ・ゴベルナドール・マガリャイス・ピント)は、アトレチコ・ミネイロもホームスタジアムとして使用することのある場所ではあるが、通常は宿敵クルゼイロがホームとして使用することの多いスタジアムだ。CONMEBOL にとってリベルタドーレスはドル箱であり、興行収入を期待できる絶好機だけに、少しでも多くの集客が見込めるスタジアムで開催することによる収益増を狙っているものと容易に推測できる。
アトレチコ・ミネイロ側は異議を唱えた今回の一件、決勝の 2nd.Leg は CONMEBOL の要求通りミネイロンで開催されることになった。
2013.07.11
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