移籍後初出場のアンデルソンがPK失敗 インテルナシオナウは勝ちきれず引き分け
リオ・グランジ・ド・スウ州選手権 第4節 クルゼイロ・ガウーショ 0-0 インテルナシオナウ

▲ 78分に訪れたPKを阻まれ、呆然と立ち尽くすブラジル代表MFアンデルソン
序盤にビチーニョのフリーキックで見せ場を作ったインテルナシオナウは、アンドレス・ダレッサンドロもフリーキックで直接ゴールを狙うなど、シュート数で相手を上回った。インテルナシオナウが決めきれずにいると、次第にクルゼイロ・ガウーショも決定機を作るようになった。だがこちらはインテルナシオナウのGKムリエウがファインセーブを連発してゴールを死守した。
インテルナシオナウは後半もチャンスを作り、とりわけビチーニョは攻撃の中心となり動きも冴えていた。しかし詰めが甘く得点を決められずにいると、ディエゴ・アギーレ監督は59分にブラジル代表MFアンデルソンを投入。早めの選手交代に活路を見出した。
すると77分に試合が大きく動いた。ダレッサンドロからのパスを受けたアンデルソンが左サイドを上がってきたファブリッシオへボールを送ると、ファブリッシオがゴール前に上げたクロスをエドゥアルド・サッシャがヘディングシュート。キーパーが右手で弾き、こぼれ球に反応したニウマールがボレーシュートでゴールに押し込もうとした。カバーに入ったラエルチは胸に当ててゴールを守ったと思われたが、主審はラエルチが右腕にボールを当てたとジャッジしてラエルチを退場処分とし、インテルナシオナウにPKを与えた。クルゼイロ・ガウーショのイレブンは猛抗議したが、判定は覆らなかった。
PKのキッカーを務めたのは、先日マンチェスター・ユナイテッドを契約解除されてインテルナシオナウに加入したばかりのブラジル代表MFアンデルソン。十分な助走から左足でゴール右隅を狙ったが、このPKはGKブルーノ・グラッシが右腕でピッチの外へ弾き出した。絶好のチャンスをものにできなかったアンデルソンは、思わず両手で顔を覆うと呆然と立ち尽くしていた。
リオ・グランジ・ド・スウ州選手権 2015 第4節 (2015/02/11) | ||
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クルゼイロ・ガウーショ | 0-0 | インテルナシオナウ |
ブルーノ・グラッシ | GK | ムリエウ |
クラウジール ラエルチ カルロン ホドリーゴ・エフネル |
DF |
レオ アラン・コスタ エルナンド ファブリッシオ |
ジャイミーニョ ヘイナウド パラナー (ベン・ウル) ワギネル (ジェフェルソン) |
MF |
ニウトン (マルティン・ルケ) チャルレ・アランギス ビチーニョ (アンデルソン) アンドレス・ダレッサンドロ エドゥアルド・サッシャ |
ウェズレイ (エンリーキ) マテウス |
FW | ニウマール |
ゴール | ||
クライジール ワギネル |
イエロー カード |
ファブリッシオ ニウトン |
ラエルチ | レッド カード |
|
ルイス・アントニオ・ザルアール | 監督 | ディエゴ・アギーレ |
主審: アンデルソン・ファリアス 会場: エスタジオ・アントニオ・ビエイラ・ハモス (グラバタイー) |
2015.02.11
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