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クラシコで起こった大誤審の余波 同州のサッカー連盟は当事者への制裁を迅速に決定

フラメンゴとバスコのクラシコで発生した誤審のその後
▲ 後半のアディショナルタイムに発生した誤審の元となったハンド判定の瞬間。ボールはヘネ(左)の右腕には当たっていない
26日に行われた「フラメンゴ vs バスコ・ダ・ガマ」の終了直前に発生した大誤審が波紋を呼んでいる。試合後には当事者への制裁もすみやかに発表された。

問題の場面は、後半のアディショナルタイム。右サイドに開いて折り返そうとしたネネ(バスコ・ダ・ガマ)のダイレクトキックが、ペナルティエリアでマークについたヘネ(フラメンゴ)の体に直撃。その瞬間、副審と主審は同時にヘネのハンドとジャッジしたが、スローVTRで確認するとヘネのハンドと確認できる証拠は一切なかった。つまり明らかな誤審であり、その後フラメンゴはPKを決められて勝利を逃したことから、フラメンゴの陣営からは不平不満が噴出。とりわけハンドの疑いをかけられたヘネは、「もしあれが本当にハンドだったら、自分は現役を引退する」と副審に断言したという。

この誤審はピッチ内外に波紋を呼んだが、フラメンゴを指揮するゼ・ヒカルド監督は試合後の記者会見で主審への批判を避けた。
「私もハンドではなかったと思っているが、審判団を批判するつもりはない。ミスをしない人間なんていないし、最終的な結論はスポーツ裁判所など仲裁役に一任するのが望ましいと考えている」

だがフラメンゴのエドゥアルド・バンデイラ・ジ・メロ会長は、誤審に対して怒り心頭のご様子。「断じて見過ごせない事象であり、Ferj(リオ・デ・ジャネイロ州サッカー連盟)で調停に持ち込む」と憤った。

今回の件については Ferj の対応も迅速で、主審のルイス・アントニオ・シウバ・ドス・サントス氏と副審のダニエウ・パホ氏の両名を無期限謹慎処分とする声明を発表した。

2017.03.26
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