
- Campeonato Brasileiro Serie A 2017ブラジル全国選手権 1部 2017

Instagramでボカの退団を示唆したセントゥリオン 移籍先はサンパウロか、それとも欧州か?
元U-20アルゼンチン代表FWリカルド・セントゥリオンの去就について

▲ リカルド・セントゥリオン(10番)を抱擁で出迎えたギジェルモ・バロシュケロット監督(右)は、同選手をいたく気に入っていた
24歳のリカルド・セントゥリオンは、2012年に地元の名門ラシン・クルブでデビューすると、2013年にはU-20南米選手権で3試合に出場。同年にはジェノア(イタリア)へレンタル移籍した。翌年にラシンへ戻ると、2015年からはサンパウロに完全移籍。そして昨年8月からは期限付きでボカに加入していた。
ボカで10番を与えられたセントゥリオンは、22試合に出場して8ゴールと活躍してチームのリーグ優勝に貢献。ダリオ・ベネデットらとの連携も申し分なく、セントゥリオンをいたく気に入っていたギジェルモ・バロシュケロット監督らボカの首脳陣は、同選手を保有するサンパウロに対して移籍期間の延長を求めた。しかし、サンパウロからの回答はセントゥリオンの移籍期限延長を拒否する内容だったという。

▲ リーグ優勝を置き土産にボカを退団することとなりそうな元U-20アルゼンチン代表FWリカルド・セントゥリオン(右)(写真は完全移籍でサンパウロに入団した2015年のもの)
「とても美しい日々を過ごせたことに心から感謝している。ボカがなくなることはありえないし、この素晴らしいチームでボケンセとともに最高の思い出を作れたことが嬉しい。またいつの日にか再会するその日まで…」
仮にセントゥリオンが完全移籍でボカに居続ける場合、ボカはサンパウロに対して約600万ドル(日本円で約6億8千万円)を支払わなければならないが、ボカにその額を払う意向はなかったことから、このたび期間満了による退団となった。
セントゥリオンは今後、ブラジレイロンで降格圏に低迷するサンパウロへ戻るとみられるが、一方ではフェネルバフチェ(トルコ)が関心を寄せているとの報道もある。そして同選手の代理人は現在欧州へ渡っており、UEFA加盟国のどこかへ移籍する可能性もゼロではない。
2017.07.10
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