Campeonato Brasileiro Serie A 2018ブラジル全国選手権 1部 2018

フルミネンセにとっても、ブラジル代表にとっても痛手となる事故が起こった。ブラジル代表FWペドロが、25日の試合中に右膝をひねってしまい、そのまま負傷退場する事態になった。

ペドロが負傷したのは、「クルゼイロ vs フルミネンセ」の前半アディショナルタイム。自身の頭に当てたボールがファーサイドへ流れると、追いかけてボールに追いついたところでペドロが突然転倒した。当初は背後からルーカス・ロメーロに押し倒されたかに映ったが、実際はルーカス・ロメーロが寄せる前にペドロが右膝に手を当てて崩れ落ちたため、ペドロは接触なく自らで踏ん張った右足が捻挫してしまったとみられる。

ペドロは、転倒してすぐに右手の指を回して交代をアピール。そのまま救護車に乗せられてベンチ前まで移動したペドロは、ロッカールームへ引き上げる際にも自力での歩行が難しく、サポートなくして階段の上り下りができない状態にあった。言わずもがな、ペドロは後半出場していない。

試合後に病院で精密検査を受けることになり、現時点でケガの具合は明らかになっていないが、来月行われる国際親善試合への出場も怪しくなってしまったペドロ。21歳で初めてのセレソンデビューはお預けとなりそうだ。

◆　ペドロ
本名：ペドロ・ギリェルミ・アブレウ・ドス・サントス
1997年6月20日生まれ（21歳）
出身：ブラジル（リオ・デ・ジャネイロ州リオ・デ・ジャネイロ）
身長：185cm
ポジション：フォワード
2005年に8歳でフラメンゴの下部組織に入団すると、その後ドゥッキカシエンシの下部組織を経て2014年からはフルミネンセの下部組織でスキルを磨いた。2016年に18歳でトップチーム昇格を果たすと、2018年はブラジレイロンでゴールを量産したことが評価されて、つい先日ブラジル代表にも招集されたばかり。ユースでの代表経験はない。