CONMEBOL Libertadores 2019コンメボル・リベルタドーレス 2019

10月1〜2日に各地で行われたコンメボル・リベルタドーレスの準決勝 1st.Leg。ブラジルのポルト・アレグレで行われた「グレミオ×フラメンゴ」は、グレミオが終盤に追いつき引き分けに持ち込んだ。

前半はフラメンゴが積極的に攻め込み、8分には左サイドを崩したブラジル代表FWブルーノ・エンリーキからのパスを、ブラジル代表FWガブリエウ・バルボーザが左足でゴール左隅を狙ったが、シュートはポストをかすめてファーサイドへ。その1分後にはブルーノ・エンリーキが右足でロングシュートを打ったが、またもポストをかすめて枠を逸れた。14分にはガブリエウ・バルボーザがシュートを打つと、19分には左からのクロスをキーパーが弾いて、セカンドボールをペナルティアーク付近でトラップしたエベルトン・ヒベイロが左足でゴールに蹴り込んだ。だが、クロスが上がる前にガブリエウ・バルボーザがアルゼンチン代表DFワルテル・カンネマンを両手で押し倒していたことがVARチェックにより判明し、主審はエベルトン・ヒベイロのゴールを取り消した。

フラメンゴは23分にブルーノ・エンリーキからのパスでペナルティエリアに入ったガブリエウ・バルボーザが左足を振り抜いてゴールに沈めたが、この場面でもVARチェックを経て主審はオフサイドとジャッジ。ブルーノ・エンリーキがパスを出した瞬間、ガブリエウ・バルボーザの右足がわずかにオフサイドポジションにあったとする、僅差のジャッジだった。

後半になるとグレミオも盛り返したが、フラメンゴは60分にブルーノ・エンリーキとのパスワークからガブリエウ・バルボーザがペナルティアークで左足を振り抜き、ポストをかすめるシュートを披露。グレミオは62分にブラジル代表FWエベルトンがカウンターで攻め上がり右足を振り抜いたが、枠を捉えたボールはキーパーが外へ弾き出した。続けて63分にはマテウス・エンリーキがペナルティアーク付近で右足を振り抜いたが、枠を捉えたボールはまたもキーパーのファインセーブによってゴールを阻まれた。

互いに決定機を演出した中で、先制したのはフラメンゴ。68分、右サイドからウルグアイ代表MFジョルジアン・デ・アラスカエータが上げたクロスを、ブルーノ・エンリーキがヘディングでゴール右隅に押し込んでの得点だった。

フラメンゴは79分にもゴールネットを揺らしたが、ウィリアン・アロンがペナルティエリアに入ってグラウンダーのクロスを上げた時点でガブリエウ・バルボーザがオフサイドだったため、追加点は幻に。

一方、判定にも救われたグレミオは81分にぺぺとマイコンを投入すると、87分に前者がゴールネットを揺らす。マイコンがペナルティエリアの右側へパスを出してエベルトンが右足でシュートのようなクロスを上げると、ゴールエリアに飛び込んだぺぺがジャンピングボレーで合わせてゴールに押し込んだ。

試合後、同点ゴールをアシストしたエベルトンは「前半は相手に主導権を握られていたが、後半は我々のリズムを作れた。今日は引き分けに終わったが、3週間後にあと90分試合ができるから、そこで引き分けなり勝利なり結果を残せれば」と回顧。一方、フラメンゴのハフィーニャは「今日は勝利に値する内容だったから、勝ちきれなかったのは悔やまれるけれど、次のマラカナンで決着をつけよう。ホームで勝って、決勝へ進みたい」と述べた。

アウェイゴールを得た分だけ、フラメンゴがやや有利か。2nd.Leg は10月23日に、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロで行われる。

コンメボル・リベルタドーレス 2019 準決勝 1st.Leg　（2019/10/02）
グレミオ （ブラジル）	1-1	フラメンゴ （ブラジル）
パウロ・ビクトル	GK	ジエゴ・アウベス
ハファエウ・ガリャルド デイビッジ・ブラス ワルテル・カンネマン ブルーノ・コルテス	DF	ハフィーニャ ホドリーゴ・カイオ パブロ・マリ フィリッピ・ルイス
ミシェウ （マイコン） マテウス・エンリーキ ルアン	MF	ウィリアン・アロン ジェルソン （ロベール・ピリス・ダ・モッタ） ジョルジアン・デ・アラスカエータ
アリソン （ペペ） ジエゴ・タルデッリ （アンドレ） エベルトン	FW	エベルトン・ヒベイロ ガブリエウ・バルボーザ ブルーノ・エンリーキ （ビチーニョ）
ペペ　87	ゴール	68　ブルーノ・エンリーキ
ミシェウ ジエゴ・タルデッリ ワルテル・カンネマン	イエロー カード	ホドリーゴ・カイオ
ヘナット・ガウーショ	監督	ジョルジ・ジェズス
主審：　ネストル・ファビアン・ピターナ　（アルゼンチン） 会場：　アレーナ・ド・グレミオ　（ポルト・アレグレ）