Superliga Argentina 2019-2020スーペルリーガ・アルヘンティーナ 2019-2020

10月4〜6日に行われたスーペルリーガ・アルヘンティーナ 2019-2020 の第9節。メンドーサで行われた「ゴドイ・クルス×ヒムナシア・ラ・プラタ」は、敵地に乗り込んだヒムナシアが終盤に突き放して今季初勝利を収めた。そしてディエゴ・マラドーナ監督にとっては就任して4戦目での初勝利となった。

元アルゼンチン代表監督のディエゴ・マラドーナ監督を招聘しても結果の出ていないヒムナシア・ラ・プラタだが、この日はキックオフから気迫が違っていた。先制点はキックオフから61秒後で、レアンドロ・コンティンがペナルティアークの手前で右足を振り抜くと、低く抑えて伸びたボールはキーパーの右手をすり抜けてゴール右隅に突き刺さり、ヒムナシアがいきなり先制した。

続けて前半の終了間際に、ヒムナシアは追加点を奪取。ペナルティアークの手前でセットプレイを得ると、ビクトル・アジャラが右足で直接フリーキックを決めて 2-0 。アジャラのフリーキックが決まると、マラドーナ監督は立ち上がって満面の笑みをこぼし、スタッフらと抱擁を交わした。

しかしゴドイ・クルスは前半のうちに一矢を報いる。44分、相手陣内でパスを受けたファン・ブルネッタが前進してペナルティエリアに入ると、右足でゴールに流し込んで1点差に詰め寄った。

後半、ゴドイ・クルスは51分にホアキン・バレーラが二度目の警告で退場になり、数的不利に陥ったが、それでも60分にトマス・バダローニからのパスをブルネッタが左足でゴールに沈めて 2-2 。自陣でのパスミスが失点の起因でもあったこともあり、2点差を追いつかれたヒムナシアには一時的に不穏な空気が漂った。

しかしこの日のヒムナシアはここからが違い、追いつかれてからマラドーナ監督は控え選手を次々に投入すると、終盤に底力をみせた。まずは82分、ビクトル・アジャラがペナルティエリアの外から右足で再び直接フリーキックを決めて勝ち越しに成功すると、その4分後にはゴールキックをレアンドロ・コンティンが頭で流すと、ボールを追いかけてキーパーと1対1になったマティアス・ガルシアがペナルティエリアでキーパーを振り切り、無人のゴールへボールを流し込み勝利を決定づけた。

敵地で待望の勝利を収めたヒムナシア・ラ・プラタは、9戦目で今季初勝利を収めて最下位を脱出した。試合後のマラドーナ監督は上機嫌でインタビューに答えていた。

スーペルリーガ・アルヘンティーナ 2019-2020　第9節　（2019/10/05）
ゴドイ・クルス	2-4	ヒムナシア・ラ・プラタ
アンドレス・メリン	GK	アレクシス・マルティン・アリアス
ネストル・ブレイテンブルチ ミゲル・ジャッケ ホアキン・バレーラ トマス・カルドーナ アグスティン・アレオ	DF	マキシミリアーノ・カイレ マヌエル・グアニーニ マルコ・トルシリエーリ ヘルマン・ギフレイ
ケビン・グティエレス （ファクンド・バルボーサ） ファビアン・エンリケス バレンティン・ブルゴア （レアンドロ・ベラ） ファン・ブルネッタ	MF	ビクトル・アジャラ マキシミリアーノ・コンバ （マティアス・ゴメス） ホセ・パラデーラ （マティアス・ミランダ） マティアス・ガルシア
ミゲル・メレンティエル （トマス・バダローニ）	FW	レアンドロ・コンティン オラシオ・ティハノビッチ （マキシミリアーノ・コローネル）
ファン・ブルネッタ　44 ファン・ブルネッタ　60	ゴール	01　レアンドロ・コンティン 43　ビクトル・アジャラ 82　ビクトル・アジャラ 86　マティアス・ガルシア
ホアキン・バレーラ ミゲル・ジャッケ ファビアン・エンリケス	イエロー カード	マキシミリアーノ・カイレ ビクトル・アジャラ
ホアキン・バレーラ ミゲル・ジャッケ	レッド カード
ダニエル・オルドラー	監督	ディエゴ・マラドーナ
主審：　ダリオ・エレーラ 会場：　エスタディオ・マルビナス・アルヘンティナス　（メンドーサ）