Supercopa Argentina 2019スーペルコパ・アルヘンティーナ 2019

3月4日に行われたスーペルコパ・アルヘンティーナ 2019。サンティアゴ・デル・エステーロで行われた「ラシン・クルブ×リーベル・プレート」は、後半にゴールを量産したリーベルが圧勝した。

2018-2019シーズンのスーペルリーガ・アルヘンティーナ王者（ラシン・クルブ）と、同シーズンのコパ・アルヘンティーナ王者（リーベル・プレート）とのカップ戦は当初、2020年の5月頃に開催予定であったが、COVID-19（新型コロナウイルス感染症）のパンデミックにより、1年ほど延期されて2021年3月の開催となった。

試合は、ラシンが開始1分にマティアス・ロハスのロングシュートで攻撃の口火を切ると、リーベルは7分にカウンターで左サイドを上がったコロンビア代表MFホルヘ・カラカルが、ペナルティエリアの左側から右足のアウトサイドキックでグラウンダーのクロスを供給。しかし、ゴールエリアへ滑り込んだアルゼンチン代表FWマティアス・スアーレスのシュートは高く浮いてしまった。

その後はリーベルがボールを支配して圧倒的にチャンスを作っていく。22分にはスルーパスでペナルティエリアまで上がったウルグアイ代表MFニコラス・デ・ラ・クルスが右足でシュートを打ち、キーパーのファインセーブに遭うも相手ゴールを脅かした。すると30分、コロンビア代表FWラファエル・サントス・ボレーがコーナーキックに頭で合わせて、リーベルが先制した。

ラシンは38分にトマス・チャンカライがペナルティアーク付近で右足を振り抜いたが、低く抑えたシュートはキーパーの手をすり抜けるもポストを直撃して、チャンスを逸した。

後半、リーベルは66分にフリアン・アルバレスを投入すると、フリアン・アルバレスはすぐに結果を出した。68分、ドリブルでペナルティエリアの左側に達したフリアン・アルバレスは切り返しで相手を振り切って中央へカットインすると、右足を振り抜いてゴールネットを揺らした。

畳みかけるように直後の70分には、ニコラス・デ・ラ・クルスからのパスをマティアス・スアーレスがワンタッチで最終ラインの裏へ流すと、自らで拾おうとしたスアーレスより先にボールに追いついたデ・ラ・クルスがペナルティエリアに入ってキーパーの脇をすり抜けるシュートを、左足で決めて 3-0 。続けて72分には、左サイドからドリブルで中央にカットインしたスアーレスが狭いところを強引に突破したところで、レオネル・ミランダのオウンゴールを誘発して 4-0 と突き放した。

ゴールラッシュの締めくくりは80分。自陣からのスルーパスで相手陣内を上がったフリアン・アルバレスが相手のスライディングも振り切ってキーパーと1対1になると、キーパーを引きつけたアルバレスはシュートを打たずパスを選択。あとはフリーで併走していたマティアス・スアーレスが無人のゴールへボールを流し込むだけだった。

これでガジャルド監督は、リーベルで12個目のタイトルを獲得した。

スーペルコパ・アルヘンティーナ 2019　（2021/03/04）
ラシン・クルブ	0-5	リーベル・プレート
ガブリエル・アリアス	GK	フランコ・アルマーニ
ファブリシオ・ドミンゲス ロレンソ・メルガレーホ レオナルド・シガーリ （マウリシオ・マルティネス） ホアキン・ノビージョ	DF	エクトル・マルティネス ロベール・ロハス パウロ・ディアス
レオネル・ミランダ トマス・チャンカライ （エセキエル・スケロット） ネリ・ドミンゲス （イグナシオ・ピアッティ） ニコラス・レニエーロ （アニーバル・モレーノ） マティアス・ロハス （ダリオ・シビタニッチ）	MF	エンソ・ペレス （レオナルド・ポンシオ） ミルトン・カッコ ファブリシオ・アンジレーリ ニコラス・デ・ラ・クルス （ブルーノ・スクリーニ）
エンソ・コペッティ	FW	マティアス・スアーレス （フェデリコ・ジロッティ） ラファエル・サントス・ボレー （フリアン・アルバレス） ホルヘ・カラカル （アグスティン・パラベシーノ）
	ゴール	30　ラファエル・サントス・ボレー 68　フリアン・アルバレス 70　ニコラス・デ・ラ・クルス 72　レオネル・ミランダ　（オウンゴール） 80　マティアス・スアーレス
ネリ・ドミンゲス レオナルド・シガーリ	イエロー カード	パウロ・ディアス
ファン・アントニオ・ピッツィ	監督	マルセーロ・ガジャルド
主審：　 会場：　エスタディオ・ウニコ・マドレ・デ・シウダデス　（サンティアゴ・デル・エステーロ）