Torneo de la Liga Profesional de Fútbol de AFA 2021トルネオ・デ・ラ・リーガ・プロフェシオナル 2021

8月7〜9日に行われたトルネオ・デ・ラ・リーガ・プロフェシオナルの第5節。アベジャネーダで行われたクラシコ「インデペンディエンテ × ラシン・クルブ」は、インデペンディエンテが接戦を制した。

大雨の影響でピッチが大量に雨水を含んだコンディションでの一戦。序盤はラシンが優勢で、20分には“リチャ”こと元アルゼンチン代表FWリサンドロ・ロペスからのクロスにハビエル・コレーアがスライディングで合わせようとしたが、ボールは枠外に逸れてコレーアは雨水でピッチの外まで滑っていった。22分には“リチャ”がペナルティアーク付近で左足を振り抜いたが、シュートはポストをかすめて枠を捉えられなかった。

インデペンディエンテは27分あたりから反撃を開始。30分には右からのクロスをキーパーがクリアしたところに、アンドレス・ロアが反応して左足ボレーでゴールに押し込もうとしたが、カバーに戻ったファン・カセレスに寸前でクリアされて絶好機をものにできなかった。

ラシンは前半のアディショナルタイムにチャンスメイクしたが、ペナルティエリアでハビエル・コレーアが振り抜いた左足でのシュートは、相手に当たって軌道が変わるもキーパーが残した左足で蹴り返してラシンの先制を阻止した。

後半、インデペンディエンテは開始早々にセバスティアン・パラシオスがペナルティアークで右足ボレーを見舞うも、枠を捉えたボールはキーパーがファインセーブ。53分には味方のシュートのこぼれ球にトマス・チャンカライが詰めたが、ガラ空きのゴールへ押し込むだけのシュートはポストを直撃。対するインデペンディエンテは55分に攻め込んだが、味方のラストパスに合わせようとしたセバスティアン・パラシオスはゴールエリアで雨水を含んだピッチに足を取られてシュートに持ち込めない場面も。それでもインデペンディエンテは、徐々に試合の流れを引き寄せていった。

均衡が破れたのは68分。自陣からのロングパスで相手陣内を上がったセバスティアン・パラシオスが、ネリ・ドミンゲスのスライディングを振り切ってペナルティエリアの右側に到達すると、パラシオスはフリーで上がってきたシルビオ・ロメーロへパスを出す。このパスはレオナルド・シガーリに当たったが、自分の足元へ戻ってきたボールをパラシオスが今度は低いクロスでロメーロに通した。ロメーロはヘディングでゴールネットに突き刺して、インデペンディエンテが先制した。

ラシンは失点してから次々に選手交代をしたが、相手のゴールをこじ開けられなかった。

クラシコを制したインデペンディエンテは首位を堅守。敗れたラシンは暫定で6位に後退した。

トルネオ・デ・ラ・リーガ・プロフェシオナル 2021 第5節　（2021/08/08）
インデペンディエンテ	1-0	ラシン・クルブ
セバスティアン・ソサ	GK	ガブリエル・アリアス
ファブリシオ・ブストス セルヒオ・バレート ファン・インサウラルデ ルーカス・ロドリゲス （トマス・オルテガ）	DF	ファン・カセレス （ファブリシオ・ドミンゲス） レオナルド・シガーリ ネリ・ドミンゲス エウヘニオ・メナ
ルーカス・ゴンサーレス ルーカス・ロメーロ （ドミンゴ・ブランコ） セバスティアン・パラシオス （ブライアン・マルティネス） アラン・ベラスコ （ファン・パッチーニ） アンドレス・ロア （ガストン・トグニ）	MF	アニーバル・モレーノ レオネル・ミランダ （マティアス・ロハス） エンソ・コペッティ （ベンハミン・ガレー） リサンドロ・ロペス （イグナシオ・ピアッティ） トマス・チャンカライ
シルビオ・ロメーロ	FW	ハビエル・コレーア
シルビオ・ロメーロ　68	ゴール
アンドレス・ロア トマス・オルテガ セバスティアン・ソサ	イエロー カード	レオネル・ミランダ アニーバル・モレーノ ファブリシオ・ドミンゲス マウリシオ・マルティネス
フリオ・セサル・ファルシオーニ	監督	ファン・アントニオ・ピッツィ
主審：　ファクンド・テロ 会場：　エスタディオ・リベルタドーレス・デ・アメリカ　（アベジャネーダ）