CONMEBOL Libertadores 2022コンメボル・リベルタドーレス 2022

8月9〜11日に行われたコンメボル・リベルタドーレスの準々決勝 2nd.Leg 。アルゼンチンのラ・プラタで行われた「エストゥディアンテス×アトレチコ・パラナエンセ」は、終了間際にゴールを奪ったアトレチコ・パラナエンセがベスト4に名を連ねた。

1st.Leg を 0-0 で終えて迎えた2戦目。アトレチコ・パラナエンセは15分に、元ブラジル代表MFフェルナンジーニョがドリブル突破で崩しにかかった。30分にはパブロ・ピアッティをペドロ・エンリーキがショルダーチャージでピッチの外へ吹っ飛ばしたことにエストゥディアンテスのイレブンが激怒し、両軍入り乱れてのもみ合いになる一幕もあった。

エストゥディアンテスは32分にレアンドロ・ディアスがペナルティエリアの左側で数回リフティングした上でクロスを上げると、ファーサイドで粘ってのクリアボールを元U-20ウルグアイ代表DFアグスティン・ロヘルがフィニッシュに持ち込んだが、軸足を滑らせてしまいシュートを枠に飛ばせなかった。43分にはセットプレイでホルヘ・モレルが右足ボレーを見舞ったが、枠を捉えたボールはキーパーによって上に弾き出された。

後半、エストゥディアンテスは60分にコーナーキックに合わせたルシアーノ・ロロのヘディングシュートが、ペナルティエリアでチアゴ・エレーノの右手に接触。エストゥディアンテスのイレブンはハンドを主張したが、主審はハンドを認定しなかった。さらに62分にはコーナーキックに合わせたロヘルのヘディングシュートがポストを叩き、セカンドボールをルシアーノ・ロロが右足でゴールに押し込んだが、シュートコースにいたホルヘ・モレルがオフサイドポジションにいたため、VARチェックをした主審はゴールを撤回。当然エストゥディアンテスのイレブンは主審に詰め寄って抗議したが、このゴールは認められなかった。

エストゥディアンテスは72分にレアンドロ・ディアスがコーナーキックに右足ボレーで合わせたが、ボールはサイドネットへ。90分にはセンターサークルからのロングフィードで最終ラインの裏へ抜け出したマウロ・メンデスが、ペナルティエリアで右足を振り抜いたが、シュートは枠を逸れた。

6分設けられた後半のアディショナルタイムは5分が経過し、PK戦に突入しそうな様相だったが、均衡を破って決着させたのは、元ブラジル代表監督のフェリポンことルイス・フェリッピ・スコラーリ監督率いるアトレチコ・パラナエンセだった。96分、ウルグアイ代表MFダビ・テランスが左サイドを強引に崩してペナルティエリアへパスを出すと、ビチーニョが切り返して左足でクロスを供給。最後はビットル・ホッキがキーパーと交錯しながらもヘディングでゴールに押し込んだ。

アトレチコ・パラナエンセは準決勝で、前年王者パウメイラスと対戦する。

コンメボル・リベルタドーレス 2022 準々決勝 2nd.Leg　（2022/08/11）
エストゥディアンテス （アルゼンチン）	0-1	アトレチコ・パラナエンセ （ブラジル）
マリアーノ・アンドゥハル	GK	ベント
アグスティン・ロヘル ホルヘ・モレル ルシアーノ・ロロ	DF	ケウベン ペドロ・エンリーキ チアゴ・エレーノ アビネル・ビニシウス
フェルナンド・スキ ホルヘ・ロドリゲス （ネウエン・パス） レオナルド・ゴドイ （マウロ・ボセーリ） エマヌエル・マス マヌエル・カストロ パブロ・ピアッティ （ベンハミン・ロレイセル）	MF	ウーゴ・モウラ フェルナンジーニョ （エリッキ） アレックス・サンターナ （ダビ・テランス ） アグスティン・カノービオ  （ビットル・ホッキ）
レアンドロ・ディアス （マウロ・メンデス）	FW	パブロ （ホムーロ） トマス・クエージョ  （ビチーニョ）
	ゴール	90+6　ビットル・ホッキ
レアンドロ・ディアス フェルナンド・スキ レオナルド・ゴドイ マヌエル・カストロ マリアーノ・アンドゥハル	イエロー カード	ペドロ・エンリーキ パブロ アレックス・サンターナ
リカルド・シエリンスキ	監督	ルイス・フェリッピ・スコラーリ
主審：　アンドレス・マトンテ　（ウルグアイ ） 会場：　エスタディオ・ホルヘ・ルイス・イルスキ　（ラ・プラタ ）