
- Campeonato Brasileiro Serie A 2022ブラジル全国選手権 1部 2022

元グランパスのジョに“ガビゴウ”とゴールを決めた選手がそれぞれレッドカードを受けた上で引き分け
カンピオナート・ブラジレイロ 2022 第25節 フラメンゴ 1-1 セアラー

▲ 43分に先制ゴールを決めた元名古屋グランパスの元ブラジル代表FWジョ(写真提供:Globoesporte)
首位パウメイラスとの勝ち点差を縮めたいフラメンゴは、24分に“ガビゴウ”ことブラジル代表FWガブリエウ・バルボーザがペナルティエリアの左端でクロスを上げると、目の前にいたメッシアスの左腕に直撃。“ガビゴウ”は当然ハンドとPKを主張したが、主審は左腕が胴体から離れていなかったことと、故意でなかったことを理由にして流した。
再三に渡り攻め込みながら先制できないフラメンゴとは対照的に、セアラーは43分にカウンターから先制。自陣からビーナが前線に送ったボールをジョン・スティーブン・メンドーサが拾って、ドリブルでペナルティエリアまで運ぶと、メンドーサはシュートでなく中央へのパスを選択。かつて名古屋グランパスでもプレイした元ブラジル代表FWジョが、左足でゴールに流し込んだ。

▲ 52分に同点ゴールを決めた“ガビゴウ”ことブラジル代表FWガブリエウ・バルボーザ(左)は自陣へ戻る際にブラジル代表FWペドロ(左)とハイタッチ(写真提供:Globoesporte)
61分にフラメンゴのセットプレイで、キーパーがパンチングしたボールはペナルティエリアの外でチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルが右腕で意図的にハンド。ところが主審がハンドとジャッジしなかったことに、間近で見ていたジョが主審に苦情を入れると、主審はジョのクレームを非紳士的行為とジャッジしてレッドカードを突きつけた。
数的有利になったフラメンゴは、69分にブラジル代表FWペドロがペナルティアークから右足でゴールを狙ったが、枠を捉えたボールはキーパーに弾き出される。89分にはブラジル代表FWエベルトン・セボリーニャが右足でシュートに及んだが、ボールはクロスバーの上に当たって枠を逸れた。さらに後半のアディショナルタイムには、ゼ・ホベルトに向けて意図的にボールを蹴ったと判断された“ガビゴウ”がレッドカードを出され、この日はゴールを決めた選手がそれぞれ退場になる珍記録まで生まれた。
フラメンゴは2位を堅守。セアラーは残留の圏内(16位以内)に踏みとどまっている。
カンピオナート・ブラジレイロ 2022 第25節 (2022/09/04) | ||
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フラメンゴ | 1-1 | セアラー |
サントス | GK | ジョアン・ヒカルド |
ギジェルモ・バレーラ (マテウジーニョ) ダビ・ルイス レオ・ペレイラ アイルトン・ルーカス |
DF |
ニノ・パライーバ メッシアス (ルーカス・ヒベイロ) ガブリエウ・ラセルダ ブルーノ・パシェーコ () |
エリック・プルガル (マテウス・フランサ) ジエゴ (エベルトン・ヒベイロ) ビクトル・ウーゴ (アルトゥーロ・ビダル) |
MF |
ヒシャルジ・コエーリョ ヒシャルジソン (フェルナンド・ソブラウ) リーマ (ジョン・バスケス ) ビーナ (ゼ・ホベルト) ジョン・スティーブン・メンドーサ |
マリーニョ (ペドロ) ガブリエウ・バルボーザ エベルトン・セボリーニャ |
FW | ジョ |
ガブリエウ・バルボーザ 52 | ゴール | 43 ジョ |
ガブリエウ・バルボーザ アイルトン・ルーカス ペドロ |
イエロー カード |
ニノ・パライーバ ガブリエウ・ラセルダ ヒシャルジ・コエーリョ ビーナ ジョアン・ヒカルド ゼ・ホベルト |
ガブリエウ・バルボーザ | レッド カード |
ジョ |
ドリバウ・ジュニオール | 監督 | ルイス・ゴンサーレス |
主審: パウロ・セーザル・ザノベッリ 会場: エスタジオ・ド・マラカナン (リオ・デ・ジャネイロ) |
2022.09.04
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