Campeonato Brasileiro Serie A 2022ブラジル全国選手権 1部 2022

9月3〜5日に行われたカンピオナート・ブラジレイロの第25節。サンパウロ州のサントスで行われた「サントス×ゴイアス」は、柏レイソルからレンタル移籍で所属のペドロ・ハウーによる2ゴールでゴイアスが競り勝った。

試合は、敵地に乗り込んだゴイアスが開始直後に先制。2分、左サイドに運んだボールを、中央のジエゴを経由して右サイドへ送ると、ダダ・ベウモンチがペナルティエリア付近から右足でクロスを供給。ゴール前で待ち構えていたペドロ・ハウーが頭で合わせて、ゴールに叩き込んだ。

サントスは5分にカウンターを仕掛けると、ドリブルで相手陣内を上がったルーカス・ブラーガが左サイドを上がった身長159cmのベネズエラ代表FWジェフェルソン・ソテルドにパス。ソテルドはドリブルでペナルティエリアの左側までボールを運ぶと、シュートフェイントを入れて右足で最終ラインの手前にパスを出した。最後はビニシウス・ザノセーロが右足で合わせたが、枠を捉えたボールはキーパーに右手で弾かれた。

サントスは10分にソテルドが左サイドからカットインして右足を振り抜いたが、枠を捉えたボールはキーパーが両手でパンチング。17分にはビニシウス・ザノセーロが右足でロングシュートを放つも、ボールはポストを直撃してゴールを割れなかった。

後半、引き続きボールを支配して攻めたサントスの執念は、54分に結実。右サイドでパスをつないでルアンが最終ラインの裏へボールを浮かせると、右サイドからペナルティエリアに入ったマジソンがゴールエリア付近で右足を振り抜いた。シュートではなく味方へのグラウンダーのクロスだったが、阻もうとしたサビオの右足に当たって軌道が変わりゴールに吸い込まれた。

だが追いつかれたゴイアスには、柏レイソルから来ているペドロ・ハウーの得点力がある。61分、自陣でボールを奪い取ったダダ・ベウモンチが右足で前線にフィードしたボールにペドロ・ハウーが反応。エドゥアルド・バウエルマンを腰でブロックしながらトラップせず、ボールの勢いを利用して相手陣内を上がったペドロ・ハウーは、ペナルティエリアに達する直前にキーパーが前に出ていたのを確認して左足でループシュートを放った。キーパーの頭上で弧を描いたボールは無人のゴールに吸い込まれて、ゴイアスが逆転に成功した。

サントスは71分に前線へのフィードに反応したマルコス・レオナルドがフィニッシュに持ち込んだが、シュートはキーパーが身を挺してセーブ。終盤には何度かセットプレイで決定機を演出したが、同点ゴールは創造できなかった。

この日2ゴールを決めたペドロ・ハウーは、元U-20アルゼンチン代表FWヘルマン・カノを抜いてブラジレイロンの得点ランキング単独トップに浮上。そして勝ったゴイアスは、サントスを抜いて9位に浮上した。

カンピオナート・ブラジレイロ 2022　第25節　（2022/09/05）
サントス	1-2	ゴイアス
ジョアン・パウロ	GK	タデウ
マジソン （ナタン） マイコン エドゥアルド・バウエルマン フェリッピ・ジョナタン （ルーカス・ピレス）	DF	マギーニョ カイターノ ヘイナウド サビオ
ロドリーゴ・フェルナンデス （ルアン） ビニシウス・ザノセーロ ガブリエル・カラバハル （ルーカス・バルボーザ）	MF	アウレミール （ルーカス・アウテル） ジエゴ マルキーニョス・ガブリエウ （マテウス・サリス）
ルーカス・ブラーガ （ジョハン・フリオ） マルコス・レオナルド ジェフェルソン・ソテルド	FW	ビニシウス （アポジ） ペドロ・ハウー （ニコラス） ダダ・ベウモンチ
マジソン　54	ゴール	02　ペドロ・ハウー 61　ペドロ・ハウー
ガブリエル・カラバハル	イエロー カード	サビオ アポジ
リスカ	監督	ジャイル・ベントゥーラ
主審：　アンデルソン・ダロンコ 会場：　エスタジオ・ビラ・ベウミーロ　（サントス）