- Campeonato Brasileiro Serie A 2022ブラジル全国選手権 1部 2022
ブラジルサッカー界の未来を担う逸材エンドリッキが16歳2ヵ月16日でトップチームデビュー
パウメイラスで史上最年少デビューを果たした16歳の新星エンドリッキの最新情報
▲ 67分に元アルビレックス新潟のホニ(右)との交代で途中出場を果たした16歳のU-16ブラジル代表FWエンドリッキ(左)(写真提供:AGIF)
エンドリッキがピッチに登場したのは、パウメイラスの3点リードで迎えた67分。元アルビレックス新潟のホニとの交代でトップチームデビューを果たすと、スタンドからは熱い声援が贈られた。16歳2ヵ月16日は、パウメイラスの歴史上で最年少デビューとなった。(それまでのパウメイラス最年少デビュー記録は、2010年にFWビニシウスが記録した16歳7ヵ月)
そのエンドリッキは74分のカウンターで初ゴールの絶好機を迎えたが、フリーで打った右足のシュートはキーパーに阻まれてしまい、肩を落としたエンドリッキは先輩ドゥドゥに肩を組まれ慰められていた。デビュー戦はノーゴールに終わったが、今後出場機会を増やしそうなエンドリッキ。試合後のインタビューでは次のように述べた。
▲ 16歳2ヵ月16日でアリアンツ・パルキのピッチに立ったU-16ブラジル代表FWエンドリッキ(右)は右手を挙げて神への感謝を示す(写真提供:Globoesporte)
「パウメイレンセ(パウメイラスのサポーター)は素晴らしい。私の選手生活で必要な存在だ。私はパウメイレンセのファンだ。ときに批判されるけれど、それは私への期待の裏返しだと理解している。今季は残り8試合。優勝するために少しでも力になれれば」
「将来はヨーロッパでもプレイしたいけれど、まずはパウメイラスで多くのタイトルを獲りたい。今季の優勝だけじゃなくて、コパ・ド・ブラジウ、リベルタドーレスも。そしてセレソン(のA代表)にも選ばれるようになったら、ワールドカップでも優勝したい」
ブラジルサッカー界の未来を担う逸材として脚光を浴びている新星は、16歳の誕生日を迎えた今年7月にすぐさまパウメイラスとプロ契約を締結。契約期間は2025年までで、パウメイラスは同選手の移籍金を6千万ユーロ(日本円で約85億円)に設定している。
◆ エンドリッキ
- 本名:
- エンドリッキ・フェリッピ・モレイラ・ジ・ソウザ
- 生年月日:
- 2006年7月21日生まれ()
- 出身:
- ブラジル(ブラジリア連邦直轄区タグアチンガ)
- 身長:
- 173cm
- ポジション:
- フォワード
父の影響で4歳からサッカーを始め、9歳でパウメイラスのユースに加入。2002年に行われたコパ・サンパウロに15歳で出場すると、初優勝を果たして自身は大会MVPも獲得。同年にはパウメイラスとプロ契約を交わし、10月のブラジレイロンで16歳2ヵ月でのトップチームデビューを飾った。。2022年12月にレアル・マドリー(スペイン)への加入で合意し、FIFAの規定により18歳になる2024年7月にスペインへ渡る予定。パウメイラスでは2024年のカンピオナート・パウリスタ優勝を経験した。各年代のブラジル代表。
2022.10.06
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