
- Campeonato Brasileiro Serie A 2023ブラジル全国選手権 1部 2023

低迷するカズの古巣 コリチーバを強くする気が感じられないフロントに向けて元鹿島監督が苦言
鹿島アントラーズの元監督でもある元ブラジル代表DFアントニオ・カルロス・ザーゴ監督がカズの古巣コリチーバの運営方針を一刀両断
▲ 2023年4月22日からカズの古巣コリチーバを指揮しているザーゴ監督(写真提供:Globoesporte)
パラナー州の名門で、1989年にはキングカズこと元日本代表FW三浦知良も所属・活躍したコリチーバは、今季のブラジレイロンで開幕から低迷。12試合を消化して4分8敗と唯一未勝利で最下位に低迷している。残留のボーダーラインとなる16位(コリンチャンス)との勝ち点差はすでに8も開いていて、シーズン序盤にも関わらず早くも危機的な状況にある。
そんなコリチーバは25日、“ルチョ”ことウルグアイ代表FWルイス・スアーレスを擁するグレミオに 1-5 で惨敗を喫した。この試合後の記者会見で、コリチーバの監督就任3ヶ月目になるザーゴ監督はクラブの姿勢に苦言を呈した。
「州選手権(カンピオナート・パラナエンセ)の頃から怒っていることであり、今に始まったことではない。州選手権の準決勝進出を逃し、コパ・ド・ブラジウも敗退したコリチーバ。私が監督に就いても、未勝利のままだ。我々は常に話し合いをしようと努めているが、監督がピッチに入って守ったりゴールを決めることはできない。選手次第なんだよ」
ザーゴ監督は、低迷するコリチーバがブラジレイロンのセリエA(1部)で残留するためには、少なくとも7つのポジションで補強が必要との見解を示し、チームを強くする気のないフロントを暗に批判した。この記者会見は小一時間にも及んだ。
「ブラジルのクラブは毎年、年末年始にチーム編成が成されるが、そこで不備があった場合、後日に適宜修正できる機会はほぼない。私の見解では、(今のコリチーバには)7〜8人の補強が必要だ。だが、今の移籍市場で8人もの補強をするのは簡単ではない」
先のグレミオ戦は、1-1 で折り返した後半に4失点を喫したコリチーバ。ザーゴ監督は、選手に魂を感じなかったと断罪した。
「グレミオ戦での後半、選手は”小さな羊”のようだった。今のチームをどう強くできるのか」
ザーゴ監督は自身の続投について「(コリチーバでの監督を)続けたい」と主張したものの、「私の続投に関する決定は、フロントがすること」と説明。ザーゴ監督が続投するとなっても、もしくは監督が代わることになったとしても、カズの古巣コリチーバに明るい未来が訪れることは一筋縄ではいかない様相を呈している。
「今のままでは、誰が監督になってもコリチーバを(ブラジレイロンのセリエA)残留には導けない」、「このままではセリエB(2部)降格は必然」と一刀両断したザーゴ監督。カズの古巣は今、岐路に立たされている。
◆ ザーゴ
- 本名:
- アントニオ・カルロス・ザーゴ
- 生年月日:
- 1969年5月18日生まれ()
- 出身:
- ブラジル(サンパウロ州プレジデンチ・プルデンチ)
- 身長:
- 184cm
- ポジション:
- センターバック (現役時代)
1986年にウビラタンの下部組織からトップチームデビューを果たしたが、公式戦に出場したのは1990年から所属したサンパウロ。1992年はアウバセーチで活躍し、1993年からはパウメイラスの最終ラインも担った。1996年には柏レイソル(日本)にも所属した元Jリーガーだが、現役時代のハイライトは1998年から2002年まで所属したローマ(イタリア)か。その後、ベシクタシュ(トルコ)、ジュヴェントゥージなどを経て2007年に現役引退。2009年からは監督に転身し、2020年には鹿島アントラーズ(日本)も指揮した。元ブラジル代表。
2023.06.26
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