Primera Nacionalアルゼンチン２部リーグ

アルゼンチンの2部リーグにあたるプリメーラ・ナシオナルの開幕節で、観客が死亡する事件が発生した。

事件は2月4日にメンドーサのサン・マルティン将軍公園内にあるエスタディオ・ビクトル・アントニオ・レグロタリエで発生した。「ヒムナシア・デ・メンドーサ vs デフェンソール・デ・ベルグラーノ」の試合前に、ヒムナシア・デ・メンドーサのサポーター同士による派閥間抗争が勃発。抗争は激化して、1人が死亡、3人が刺されて入院したほか、2人が銃撃に遭った。

対立したのはヒムナシア・デ・メンドーサのバーラブラバであるバリオ・サン・マルティン派とヘスス・ナサレーノ派で、死亡したのは43歳のホルヘ・ダニエル・ドゥランさん。胸を刺されたドゥランさんはその後息子に付き添われて近くの病院に救急搬送されたが、意識不明の重体に陥り救急治療室で死亡した。

この影響で前述の試合は20時キックオフ予定だったが、数分遅延。かつ、事件発生後はスタジアムへの入場規制が執られたため、この試合を観戦できたのは事件発生より前にスタジアムに入場できていた人に限られた。事件発生後のタイミングでスタジアムに入場する予定でいた者は、緊迫した空気の中でスタジアムの外に取り残される事態に陥った。