クラシコで宿敵フラメンゴを撃破 5連勝のフルミネンセが首位に浮上
リオ・デ・ジャネイロ州選手権 グアナバーラ杯 第7節 フラメンゴ 0-3 フルミネンセ

▲ 48分にこぼれ球を頭でゴールに押し込み喜びを爆発させるエリベウトン(手前)
フラメンゴは13分にレオナルド・モウラのオーバーラップからチャンスメイクすると、15分にはアンドレ・サントスの鋭いボレーシュートがファーサイドのゴールポストを叩くなど決定機を演出。対するフルミネンセは14分にダリオ・コンカがトラップからのヒールキックでワラシを抜き去ってスタンドの歓声を誘えば、21分にはハファエウ・ソービスがゴールポストをかすめるミドルシュートを打っていった。
均衡が破れたのは28分。左サイドに開いたダリオ・コンカがゴール前にクロスを上げると、ミシャエウが頭で合わせてゴールに叩き込み、フルミネンセが先制した。

▲ ゴイアスからフルミネンセに移籍したワウテル・エンリーキは、85分に勝利を決するゴールを決めた
劣勢に陥ったフラメンゴは78分にレオナルド・モウラの折り返したボールにエルナーニが足元で合わせるも、ゴールネットを揺らせない。すると85分、フルミネンセはペナルティエリアの左側にこぼれたボールをシキーニョが左足でゴール前に折り返すと、昨年ゴイアスでゴールを量産していたワウテル・エンリーキが右足でゴールネットを揺らし、勝負を決定づける3点目をチームにもたらした。
マラカナンの正式名称はエスタジオ・マリオ・フィーリョ。かつてブラジルを代表するスポーツジャーナリストであったマリオ・フィーリョ氏がこの対戦を“Flu-Fla(フル・フラ)”と名付けた。リオ・デ・ジャネイロで最も盛り上がる伝統のクラシコで最も目立った活躍を見せたのは、アルゼンチン人のダリオ・コンカ。先制点のアシストや2点目を呼び込むフリーキックだけでなく、幾度となく攻撃の起点としてチームを牽引していた。この試合のマン・オブ・ザ・マッチにも選出されるなど、大車輪の活躍であったコンカは今年のフルミネンセの核になるだろう。
リオ・デ・ジャネイロ州選手権 2014 グアナバーラ杯 第7節 (2014/02/08) | ||
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フラメンゴ | 0-3 | フルミネンセ |
フェリッピ | GK | ジエゴ・カバリエーリ |
レオナルド・モウラ ワラシ フリクソン・エラーソ アンドレ・サントス |
DF |
ブルーノ グン エリベウトン カルリーニョス |
アマラウ ムラーリャ エラーノ (ルーカス・ムグニ) エベルトン (ガブリエウ) |
MF |
エドウィン・バレンシア (ワギネル) ジギーニョ ジェアン ダリオ・コンカ |
パウリーニョ (イーゴル・サルトーリ) エルナーニ |
FW |
ハファエウ・ソービス (シキーニョ) ミシャエウ (ワウテル・エンリーキ) |
ゴール |
28 ミシャエウ 48 エリベウトン 85 ワウテル・エンリーキ |
|
ムラーリャ アンドレ・サントス ガブリエウ |
イエロー カード |
エリベウトン |
ジャイミ・ジ・アウメイダ | 監督 | ヘナット・ガウーショ |
主審: フィリッピ・ベネッチ 会場: エスタジオ・ド・マラカナン (リオ・デ・ジャネイロ) |
2014.02.08
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