敗色濃厚のフルミネンセに勝ち点1をもたらしたのはフレッジの個人技
リオ・デ・ジャネイロ州選手権 グアナバーラ杯 第11節 カボフリエンセ 1-1 フルミネンセ
▲ 後半のアディショナルタイムに値千金の同点ゴールを決めたフレッジ(左)
フルミネンセは開始早々フレッジのシュートで決定機を作ると、その後も3トップの布陣を生かした攻撃で積極的に攻めた。37分には左サイドからのクロスにフレッジが頭で合わせたが、枠を捉えたシュートはGKルイス・セチンのファインセーブにより阻まれ、フルミネンセは先制点を奪えず前半を終了した。
後半、フルミネンセは57分にビッグチャンスを作ったが、ゴール前でボールに合わせたフレッジのヘディングシュートはゴールポストの右側に逸れてしまう。すると、59分にコーナーキックを得たカボフリエンセは、ダニエウ・チジョーロのヘディングシュートによって先制した。
先制して余裕の出たカボフリエンセはその後も何度か決定機を作る一方、追いかけるフルミネンセはゴールに見放される時間帯が長く続いた。しかしフルミネンセの敗色濃厚と思われた92分、左サイドに開いたワウテル・エンリーキが前線にクロスを上げると、ペナルティエリアに入ったフレッジが胸でボールをトラップ。そして右足でリフティングしてボールを足元に落とすと、左足を振り抜いてゴールネットを揺らした。フレッジの巧みなボールコントロールが、起死回生の同点ゴールを創造した。
試合終了直前にブラジル代表候補のゴールによって追いついたフルミネンセが、勝ち点1をもぎとったというべき内容であった。
リオ・デ・ジャネイロ州選手権 2014 グアナバーラ杯 第11節 (2014/02/26) | ||
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カボフリエンセ | 1-1 | フルミネンセ |
ルイス・セチン | GK | ジエゴ・カバリエーリ |
ホドリーゴ・ジーアス ビクトル・シウバ ルイゾン レアンドロ |
DF |
ブルーノ グン エリベウトン アイウトン (シキーニョ) |
パラ (シウバーノ) ジャルデウ ダニエウ・チジョーロ (フェリッピ) エデルソン (アルトゥール・サンシェス) |
MF |
ジギーニョ ジェアン (ワギネル) ダリオ・コンカ |
カニーニャ ファブリッシオ・カルバーリョ |
FW |
ハファエウ・ソービス (ワウテル・エンリーキ) フレッジ ビロ・ビーロ |
ダニエウ・チジョーロ 59 | ゴール | 92 フレッジ |
ダニエウ・チジョーロ | イエロー カード |
アイウトン |
アレシャンドレ・バホーゾ | 監督 | ヘナット・ガウーショ |
主審: グラジアーニ・マシエウ・ホッシャ 会場: エスタジオ・ド・コヘアン (カボ・フリオ) |
2014.02.26
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