- Copa Libertadores 2014コパ・リベルタドーレス 2014
疑惑のハンドが命運を左右 パラグアイのナシオナルが終盤に追いつく
コパ・リベルタドーレス 2014 グループリーグ第3節 クルブ・ナシオナル 2-2 アトレチコ・ミネイロ
▲ 81分まで出場したホナウジーニョ・ガウーショ。自身がベンチに下がったあとにチームは追いつかれた
開始からテンポ良く攻めたナシオナルは8分、前線から少し下がって味方のパスを受けたバレイロが最終ラインの裏へスルーパスを供給。ボールを追いかけて飛び出したメルガレーホが右足でゴールに流し込んで先制した。
だがアトレチコ・ミネイロは前半のうちに逆転する。まずは21分、右サイドからのパスを中央でトラップしたホナウジーニョがドリブルで前進。後方から上がったジョズエがペナルティエリアでパスを受けると、左足でGKドンの股間を抜くシュートを決めた。
そしてその5分後には、ホナウジーニョとのワンツーで左サイドをオーバーラップしたダトロが、フェイントを織り交ぜたドリブルで一人を抜き去りペナルティエリアに侵入。相手のマークを振り切ってゴール前にボールを折り返すと、ジョがゴールに押し込んで 2-1 と試合をひっくり返した。
その後は互角の攻防となったが、アトレチコ・ミネイロは失点を許さずリードを保って終盤を迎えていた。ところが87分にオタメンディのトラップがハンドをとられてナシオナルがPKを獲得。イエローカードを出されたオタメンディは「ハンドではない」と主審に詰め寄り、そしてベンチではアウトゥオーリ監督も判定に文句を言い放っていたがジャッジは覆ることなく、このPKをトラーレスが冷静に決めてナシオナルが同点に追いついた。
アトレチコ・ミネイロにとっては勝ち星を取り損ねた格好。試合終了後、レアンドロ・ドニゼッチは主審のもとへ歩み寄ってなおも異議を唱えていた。納得のいく90分ではなかったようだ。
コパ・リベルタドーレス 2014 グループリーグ第3節 (2014/03/12) | ||
---|---|---|
クルブ・ナシオナル (パラグアイ) |
2-2 | アトレチコ・ミネイロ (ブラジル) |
イグナシオ・ドン | GK | ビクトル |
ラモン・コローネ ホセ・カセレス ファビアン・バルブエーナ ダビ・メンドーサ |
DF |
マルコス・ホッシャ ニコラス・オタメンディ レオナルド・シウバ ヘスス・ダトロ (アレックス・シウバ) |
マルコス・メルガレーホ (フリオ・サンタクルス) マルコス・リベーロス デルリス・オルエ (ウーゴ・ルサルディ) シルビオ・トラーレス |
MF |
ピエーヒ ジョズエ (レアンドロ・ドニゼッチ) ホナウジーニョ・ガウーショ (ホジネイ) |
フリアン・ベニーテス (アレハンドロ・マルティネス) フレディ・ホセ・バレイロ |
FW |
ジエゴ・タルデッリ ジョ フェルナンジーニョ |
マルコス・メルガレーホ 08 (PK) シルビオ・トラーレス 87 |
ゴール |
21 ジョズエ 26 ジョ |
ラモン・コローネ ファビアン・バルブエーナ ホセ・カセレス マルコス・メルガレーホ |
イエロー カード |
ジョズエ レアンドロ・ドニゼッチ ホナウジーニョ・ガウーショ ニコラス・オタメンディ |
ハビエル・トレンテ | 監督 | パウロ・アウトゥオーリ |
主審: パトリシオ・ロウスタウ (アルゼンチン) 会場: エスタディオ・アルセニオ・エリーコ (アスンシオン) |
2014.03.12
当サイトに掲載された文章の著作権は、すべて Goleador に帰属しています。無断での複製・転載・引用など二次利用は固く禁じています。
- リベルタドーレス、スダメリカーナともに1回戦の対戦カードが決定 ボカは2回線から南米王者を目指すコンメボル・リベルタドーレス 2025
- 本田圭佑の古巣ボタフォゴが一発勝負を制し創立121年目で初の南米王者に クラブワールドカップにも参戦コンメボル・リベルタドーレス 2024
- ペニャロールは健闘するも5点差を帳消しにはできず… 本田圭佑の古巣ボタフォゴが決勝進出コンメボル・リベルタドーレス 2024
- 幼なじみの急逝にショックを隠せないニコラス・デ・ラ・クルス 試合前の黙祷後には故人を思い涙コンメボル・リベルタドーレス 2024
- サンパウロ戦で不整脈を起こしたナシオナル・モンテビデオの選手は回復叶わず 5日後に死去コンメボル・リベルタドーレス 2024
- ディ・マリアがリベルタドーレス優勝への思いを告白 CONMEBOLは歓迎する異例のコメントコンメボル・リベルタドーレス 2024