Primera División de Argentinaアルゼンチン１部リーグ

4月5〜7日に行われたアルゼンチン1部リーグの後期第12節。コルドバで行われた「ベルグラーノ×リーベル・プレート」は、終盤に勝ち越したベルグラーノが勝ち点3を獲得した。

5分にリゴーニのシュートで攻撃の口火を切ったベルグラーノは13分、左サイドをオーバーラップしたキローガがドリブルで上がってゴール前にクロスを供給。ゴール前で待ち構えたホルヘ・ベラスケスが頭で合わせて、ベルグラーノが先制した。

リーベルはすぐに追いついた。17分、自陣でパスをつないで攻撃の機会をうかがいランシーニが前線にボールをフィードすると、裏のスペースへ抜け出したテオフィロ・グティエレスが跳び蹴りのようなアクションでボールを押し出してGKオラーベを突破。着地したテオフィロは左足でゴールに蹴り込み、1-1 とスコアをタイに戻した。同選手の跳び蹴りを現地メディアは “ Karate (空手) のようなキックだった” と表現した。

リーベルはボール支配率（70%）で相手を圧倒したが、逆転のゴールを決められずにいると、終盤にベルグラーノが少ないチャンスをものにする。85分、相手のカウンターを阻止して右サイドを崩すと、ペナルティエリアの手前でパスを受けたセララジャンが、ペナルティエリアの右側へ入ったところで右足を振り抜いた。体を倒したGKバロベーロの両手に当たったボールはゴールへと転がり、慌てたバロベーロはゴールライン上で間一髪ボールを掴んだかに見えたが、副審はボールがゴールを割ったと判定した。
リーベルのイレブンは「ゴールを割っていない」と主審に抗議したが、判定は覆らなかった。疑惑のゴールによって勝ち越しに成功したベルグラーノが勝利を収めた。

勝てば首位に浮上できたはずのリーベルにとっては、悔いが残る敗戦となった。

アルゼンチン１部リーグ　2013-2014 後期　第12節　（2014/04/06）
ベルグラーノ	2-1	リーベル・プレート
ファン・カルロス・オラーベ	GK	マルセーロ・バロベーロ
ピエール・バリオス ルーカス・アベルダーニョ セルヒオ・ロドリゲス ファン・キローガ	DF	ガブリエル・メルカード ジョナタン・マイダーナ エデル・バランタ （ラミーロ・フネス・モリ） レオネル・バンジオーニ
エミリアーノ・リゴーニ （セバスティアン・カレーラ） ギジェルモ・ファレー エステバン・ゴンサーレス ホルヘ・ベラスケス （フェルナンド・マルケス）	MF	クリスティアン・レデスマ （マティアス・クラネビッテル） アリエル・ロハス カルロス・カルボネーロ マヌエル・ランシーニ
ルーカス・セララジャン セサル・エマヌエル・ペレイラ （ルーカス・ピッティナーリ）	FW	フェルナンド・カベナギ （ファン・メンセゲス） テオフィロ・グティエレス
ホルヘ・ベラスケス　13 ルーカス・セララジャン　85	ゴール	17　テオフィロ・グティエレス
セルヒオ・ロドリゲス	イエロー カード	マヌエル・ランシーニ ジョナタン・マイダーナ
リカルド・シエリンスキ	監督	ラモン・ディアス
主審：　フェルナンド・エチェニーケ 会場：　エスタディオ・マリオ・アルベルト・ケンペス　（コルドバ）