Primera División de Argentinaアルゼンチン１部リーグ

アルゼンチンのトップリーグで首位を走る名門リーベル・プレート。古巣を率いるマルセーロ・ガジャルド監督は、現在のリーベルについて「知的で勇敢なチーム」と賞賛している。

現在38歳のガジャルドは、現役時代にリーベル・プレートやモナコなどで活躍。2011年にウルグアイの名門ナシオナル・モンテビデオで現役を退くと、翌シーズンにはナシオナルで監督としてのキャリアをスタートさせた。約2年のブランクを経て今季から古巣リーベルで監督業を再開しているが、チームは5試合を消化して4勝1分と無敗。下位とは僅差だが、9月1日現在で首位に立っている。

テレビ番組のインタビューに応じたガジャルド監督は、リーベルの現状について次のように述べている。

「選手は皆、途方もない信念を持っていて、結果を追求する姿勢を強く持っている。それを私はすぐに理解できたし、訓練に訓練を重ねることによって彼らの能力を発揮できるようサポートすることができているのだと思う。今はチーム状態も雰囲気も良好だが、いつか必ず負けが続いたり調子が落ちるときはやってくる。そのときに苦境を乗り越えるための準備も欠かしちゃいけないと思っている。だが幸いにも私が率いているリーベルは、知的で勇敢なチームだ。攻守のバランスも取れているし、胸を張って突き進んでいきたい」

雄弁に語ったガジャルド監督が自身のお手本としている“先輩”は、現在フランスのマルセイユを率いているマルセーロ・ビエルサ監督だという。ガジャルドがアルゼンチン代表選手だったときに代表監督を務めていたビエルサ監督を「私に影響を与えた監督の一人」として慕っているそうだ。