Campeonato Brasileiro Serie A 2014ブラジル全国選手権 1部 2014

21日に行われたブラジル全国選手権の試合でクラシコを制した名門アトレチコ・ミネイロ。チームを率いるレビル・クウピ監督は、宿敵クルゼイロに競り勝った喜びを素直に表現している。

「当日のミネイロンは両チームのサポーターが詰めかけて混雑していた。試合を行う雰囲気としては申し分なかったと思う。クルゼイロは非常に素晴らしいチームで、技術では我々を上回っていた。我々アトレチコはスピードと戦略で相手に対抗することができていた。上位との差を縮めるにはさらなる精進が必要だが、絶対に勝ちたかったクラシコで結果を残すことができて嬉しく思っている」

この試合では攻撃的な選手であるルアンが精力的に守備をこなす場面が目立ち、一部ではルアンのプレイスタイルを批判する意見も見られた。だがレビル・クウピ監督はその手の批判に反論した。
「私はクルゼイロの戦い方を録画映像で確認して、戦略を立てた。その結果とった作戦のひとつに過ぎない。ルアンはチームのために全力を尽くしていたし、私から文句を付ける余地はない」

首位クルゼイロとの勝ち点差は12と開いているが、2位サンパウロとの勝ち点差は5。2位なら決して届かない差ではない。昨年セレッソ大阪を躍進させた名将は、密かにアトレチコ・ミネイロのリベルタドーレス出場権獲得を模索している。