
- Copa América 2019コパ・アメリカ 2019

アルゼンチン戦の勝利を目指す指揮官 「具体的な戦術なんて試合前に言えるわけないだろ(笑)」
ベネズエラ代表のラファエル・ドゥダメル監督が記者会見で語ったベスト4進出への作戦とは
▲ 準々決勝のアルゼンチン戦を前に抱負を述べたベネズエラ代表のラファエル・ドゥダメル監督
U.S.A.の影響が強いベネズエラは元々、南米大陸では珍しい野球人気の高い国で、かつては「サッカー不毛の地」と呼ばれた。だが21世紀に入って徐々にサッカーの人気が高まり、かつて南米弱小国のひとつとされたベネズエラは近年著しい成長を遂げている。
今大会のベネズエラは、ペルー、ブラジルを相手にスコアレスドローで勝ち点2を稼ぐと、グループステージ最終戦のボリビア戦で勝利を収めてグループAの2位通過を果たした。結果論だが、グループステージを勝ち抜くための最善策を執った成果であり、ドゥダメル監督は賢明な“策士”と評することもできる。そんな策士は、アルゼンチン戦を前にどのような心境なのか。記者会見で現在の思いを語った。
「ワールドカップ南米予選でもコパ・アメリカでも、我々は常に挑戦者の立場。とりわけ明日の試合(アルゼンチン戦)がどれほどの次元であるかは承知している。世界最高の選手(リオネル・メッシ)がいて、過去に2度もワールドカップを優勝しているアルゼンチンが、ベネズエラよりどれほど強いかは今さら言及するまでもなかろう」
その一方で、同監督は今大会に自信を覗かせる発言もしている。「今大会は6試合やるんだ」との発言は、最低でも3位決定戦まで進むという意味であり、それはつまりベスト4に入る宣言でもある。ベネズエラは2011年にコパ・アメリカでベスト4まで勝ち残っていて、ドゥダメル監督は8年前の再現を現実的に捉えているのだ。これを有言実行とするためには、準々決勝でアルゼンチンに勝たなければならない。ドゥダメル監督は、2016年に行われたコパ・アメリカ・センテナリオで 1-4 の大敗を喫したときと比較されることを嫌がっている。
【参考記事】 2016年のコパ・アメリカ 準々決勝 アルゼンチン 4-1 ベネズエラ
「3年前の準々決勝とは、チーム状況も含めていろいろ違う。単純な比較も禁物だが、直近の成績で見比べれば我々のほうが上昇度で上だろう」
メッシについて聞かれると、ドゥダメル監督は自身の見解を述べて、警戒心を緩めなかった。
「アルゼンチン代表の監督は、彼をどう扱うかで明確な権限を与えられていないから難しい職務を強いられているね。メッシ中心のアルゼンチンを止めるほうほうは、攻守に渡ってベストを尽くし、ベネズエラとしてのベストを尽くすことだよ。具体的な戦術なんて試合前に言えるわけないだろ(笑)」
◆ ラファエル・ドゥダメル
- 本名:
- ラファエル・エドガル・ドゥダメル・オチョア
- 生年月日:
- 1973年1月7日生まれ(46歳)
- 出身:
- ベネズエラ(バルキシメト)
- 身長:
- 187cm
- ポジション:
- ゴールキーパー (現役時代)
1989年に16歳でウニベルシダー・デ・ロス・アンデスの下部組織に入り、同年にはトップチームでも起用されるように。1993年に初めてベネズエラ代表に招集されると、1996年のワールドカップ南米予選ではアルゼンチン戦で直接フリーキックを決めるなど、シュート精度の高いキーパーとしても知られた。ベネズエラ以外では隣国コロンビアのクラブチームでも活躍し、2008年に引退した。2010年からはベネズエラのクラブチームで監督を始めると、2012年からは同国のU-17代表を率いる。2015年からはU-20代表の監督に就任し、翌2016年からはA代表監督を兼任するようになった。
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2019.06.27
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