
- Campeonato Brasileiro Serie A 2019ブラジル全国選手権 1部 2019

先制点を決めた元セレッソ大阪のパブロ 前半に右足を痛めてしまいサンパウロはリードを守れず
カンピオナート・ブラジレイロ 2019 第10節 サンパウロ 1-1 パウメイラス

▲ 9分に先制のゴールを決めてスタンドの歓声に応えるパブロ
5分、7分とフィニッシュに持ち込んだサンパウロは、9分に先制。右サイドに開いたエルナーニスがグラウンダーのクロスを上げると、元セレッソ大阪のパブロが右足でゴールに流し込んだ。
パウメイラスは23分に左サイドからのクロスをペナルティエリアの右側でトラップしたグスターボ・スカルパが左足でボレーシュートを打ったが、枠を捉えたボールはキーパーのファインセーブに遭った。
サンパウロは40分にアクシデントが発生。ボールをヘディングで競ろうとしたパブロが、着地の際に右足の膝から下に自分の体重が乗っかってしまう格好になり、そこにチアゴ・サントスが覆い被さるようになったことでパブロは右足を抑えて苦悶の表情を浮かべた。ハーフタイムのインタビューでは「足を痛めたが、それ以上にゴールを決めてチームの役に立てたことが嬉しかった。後半も引き続き出場したい」と述べていたパブロだが、痛めた右足の状態が思わしくなく、後半を欠場せざるをえなかった。

▲ 40分にパブロが右足を負傷する瞬間
パウメイラスが追いついたのは70分。ドゥドゥが右サイドからペナルティエリアに入ってすぐ左足を振り抜くと、ヘイナウドの右足に当たって弧を描いたボールは、ファーサイドのポストに当たると、飛び上がっていたキーパーの背中に当たってゴールを割った。現地の実況は「オウンゴール」と伝えたが、公式記録はドゥドゥのゴールとされた。
後半のアディショナルタイムには、リフティングで時間稼ぎをするデイベルソンをウジソンがチャージで倒したことを契機に両軍入り乱れての口論も勃発して、試合は 1-1 のまま終了した。
パブロの負傷がなければ、結果は違っていたかもしれない。サンパウロは暫定8位に浮上し、パウメイラスは首位の座を守っている。
カンピオナート・ブラジレイロ 2019 第10節 (2019/07/13) | ||
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サンパウロ | 1-1 | パウメイラス |
チアゴ・ボウピ | GK | ウェベルトン |
ウジソン ロベール・アルボレーダ ブルーノ・アウベス ヘイナウド |
DF |
マルコス・ホッシャ アントニオ・カルロス エドゥ・ドラセーナ ジオゴ・バルボーザ |
ルアン チェ・チェ エルナーニス (イーゴル・ゴミス) |
MF |
チアゴ・サントス モイゼス ドゥドゥ (ウィリアン) グスターボ・スカルパ (ハファエウ・ベイガ) ゼ・ハファエウ (カルロス・エドゥアルド) |
アントニー パブロ (ハニエウ) アレシャンドレ・パト (トロ) |
FW | デイベルソン |
パブロ 09 | ゴール | 70 ドゥドゥ |
ウジソン ロベール・アルボレーダ ハニエウ |
イエロー カード |
アントニオ・カルロス モイゼス カルロス・エドゥアルド |
クッカ | 監督 | ルイス・フェリッピ・スコラーリ |
主審: ブルーノ・アルレウ・ジ・アラウージョ 会場: エスタジオ・ド・モルンビー (サンパウロ) |
2019.07.13
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