Copa do Brasil 2019コパ・ド・ブラジウ 2019

7月17日に行われたコパ・ド・ブラジウ 2019 の準々決勝 2nd.Leg。リオ・グランジ・ド・スウ州の州都ポルト・アレグレで行われた「インテルナシオナウ×パウメイラス」は、インテルナシオナウが接戦を制し、PK戦も制してベスト4に名を連ねた。

3分に元アルゼンチン代表MFアンドレス・ダレッサンドロのシュートで攻撃の口火を切ったインテルナシオナウは、18分には元U-20ウルグアイ代表FWニコラス・ロペスがシュート。さらに26分にはペルー代表FWパオロ・ゲレーロがフェイントでシュートコースを作って左足を振り抜き、キーパーが弾いたところにエデニウソンが詰めて、シュートは浮いたもののゴールへの積極性は出していた。

インテルナシオナウの先制点は、40分に生まれた。エデニウソンが打ったシュートのこぼれ球を、パトリッキが左足でゴールに沈めた。二人がシュートコースを消しにきた状況で、キーパーの届かないところへ狙った精密なシュートだった。

後半、インテルナシオナウは52分に左からのクロスをニコラス・ロペスが左足ボレーで合わせると、57分にはセットプレイでビクトル・クエスタがダイビングヘッドで合わせたが、いずれもGKウェベルトンがファインセーブでゴールを死守した。

パウメイラスは80分、元ブラジル代表MFフェリッピ・メロがドリブルで2人を抜いてペナルティエリアで最終ラインをも突破しようとしたところで倒されると、主審はPKを指示した。ところがVARチェックを行うと、主審はインテルナシオナウ側にファウルがなかったとして、PKを撤回した。対するインテルナシオナウは92分にコーナーキックに合わせたビクトル・クエスタのヘディングシュートがゴールに吸い込まれたが、パウメイラスの抗議を受けてVARチェックをした主審は、クエスタのゴールも取り消した。理由は、クエスタがヘディングしようと飛び上がった際にフェリッピ・メロの右肩を腕で抑えていたためであった。すると、覆った判定に対して激しく抗議したダレッサンドロがレッドカードで退場する羽目にもなった。

後半を終えて、2試合合計スコアは 1-1 のタイであるため、PK戦に突入。5人中1人が外してサドンデスに突入してすぐの6人目で、モイゼスが枠を外すPKをしてしまい、パウメイラスは準々決勝で敗退することになった。

インテルナシオナウは準決勝で、前年王者クルゼイロと対戦する。

コパ・ド・ブラジウ 2019　準々決勝 2nd.Leg　（2019/07/17）
インテルナシオナウ	1-0 PK 5-4	パウメイラス
マルセーロ・ロンバ	GK	ウェベルトン
ブルーノ （ノナート） ホドリーゴ・モレード ビクトル・クエスタ ウエンデウ （ウェウリントン・シウバ）	DF	マルコス・ホッシャ ルアン グスターボ・ゴメス ジオゴ・バルボーザ
ホドリーゴ・リンドーゾ エデニウソン パトリッキ アンドレス・ダレッサンドロ ニコラス・ロペス （ハファエウ・ソービス）	MF	フェリッピ・メロ ブルーノ・エンリーキ ドゥドゥ ルーカス・リーマ （モイゼス） ゼ・ハファエウ （ウィリアン）
パオロ・ゲレーロ	FW	デイベルソン （カルロス・エドゥアルド）
パトリッキ　40	ゴール
パオロ・ゲレーロ　○ ハファエウ・ソービス　○ エデニウソン　○ ホドリーゴ・リンドーゾ　○ パトリッキ　× ノナート　○	PK	○　ブルーノ・エンリーキ ×　グスターボ・ゴメス ○　ジオゴ・バルボーザ ○　ルアン ○　ウィリアン ×　モイゼス
アンドレス・ダレッサンドロ ニコラス・ロペス ウェウリントン・シウバ	イエロー カード	ドゥドゥ グスターボ・ゴメス マルコス・ホッシャ ルアン
アンドレス・ダレッサンドロ ペドロ・ルーカス	レッド カード
オダイール・エウマン	監督	ルイス・フェリッピ・スコラーリ
主審：　ハファエウ・トラーシ 会場：　エスタジオ・ベイラ・リオ　（ポルト・アレグレ）