Campeonato Brasileiro Serie A 2019ブラジル全国選手権 1部 2019

8月17〜18日に行われたカンピオナート・ブラジレイロ 2019 の第15節。ミナス・ジェライス州の州都ベロ・オリゾンチで行われた「クルゼイロ×サントス」は、フレッジ、チアゴ・ネービスの元ブラジル代表コンビの活躍でクルゼイロが勝利を収めた。

キックオフ直後の57秒にスルーパスで相手陣内を上がったペドロ・ホッシャを、背後からグスターボ・エンリーキがスライディングで削り倒した場面についてVARシステムによる映像確認をした主審は、グスターボ・エンリーキにレッドカードを提示。この結果、首位に立つサントスは開始早々に数的不利に陥ってしまった。

すると数的有利のクルゼイロは、自ずとボール支配率を高めてチャンスを作り続けていく。13分には味方のシュートのこぼれ球に反応したドドがペナルティエリアの手前で左足を振り抜き、キーパーのファインセーブを誘う枠内シュートを披露した。27分には元ベガルタ仙台の元ブラジル代表MFチアゴ・ネービスが得意の左足で放ったミドルシュートが、キーパーの指先とクロスバーに当たってスタンドの溜め息を誘った。

主導権を握ったクルゼイロは43分、チアゴ・ネービスのループパスを最終ラインの裏で受けた元ブラジル代表FWフレッジが、右足でゴールに沈めて先制した。

サントスは前半の終了直前に元ウルグアイ代表MFカルロス・サンチェスが直接フリーキックを披露したが、ゴール左隅を捕らえていたボールは元ブラジル代表GKファービオが左手の指でピッチの外へ押し出した。

後半、クルゼイロは開始直後の46分に追加点を奪取。ペドロ・ホッシャがフレッジにボールを渡してフレッジがくさびになると、ペドロ・ホッシャがスルーしたボールをペナルティアークでチアゴ・ネービスが左足を振り抜き、ゴールネットを揺らした。

2点をリードし、かつ数的有利のクルゼイロはその後も決定機を作り続けた。対するサントスは、選手交代の甲斐もなく敗れた。

試合後、1ゴール1アシストのチアゴ・ネービスは「ホジェーリオ・セニ監督はサッカーを知り尽くしていて、多くの引き出しがあるし、彼がやりたい戦術をチームとして実現できたと思う。セニ監督就任後初めての試合だったが、良いスタートになったね」と振り返った。

サントスは連敗を喫したが、首位の座は守った。一方、ホジェーリオ・セニ監督体制で勝ったクルゼイロは第3節以来となる12試合ぶりの勝利を収めて、降格圏（17位以下）を脱出した。

カンピオナート・ブラジレイロ 2019　第15節　（2019/08/18）
クルゼイロ	2-0	サントス
ファービオ	GK	エベルソン
ルイス・マヌエル・オレフエーラ デデ （カカ） ファブリッシオ・ブルーノ エジージオ （フレッジ）	DF	エバンドロ （パラ） （ルイスフェリッピ） ルーカス・ベリッシモ グスターボ・エンリーキ ジョルジ
エンリーキ ドド チアゴ・ネービス マルキーニョス・ガブリエウ デイビッジ （ホビーニョ）	MF	ジエゴ・ピトゥーカ カルロス・サンチェス （アリソン） フェリッピ・ジョナタン
ペドロ・ホッシャ	FW	デルリス・ゴンサーレス エドゥアルド・サルビオ ジェフェルソン・ソテルド
フレッジ　43 チアゴ・ネービス　46	ゴール
チアゴ・ネービス フレッジ	イエロー カード
	レッド カード	グスターボ・エンリーキ
ホジェーリオ・セニ	監督	ホルヘ・サンパオリ
主審：　アンデルソン・ダロンコ 会場：　エスタジオ・ド・ミネイロン　（ベロ・オリゾンチ）