Campeonato Cariocaカンピオナート・カリオカ

ブラジルでのプロ生活を始めている本田圭佑について、ボタフォゴのチーム内でも賞賛の声が相次いでいる。

本田に言及して賞賛の声を挙げたのは26歳のDFフアン・ヘナットで、ブラジルやボタフォゴの環境に順応しようと努力を惜しまない本田の姿勢に感銘を受けたという。

「非常に驚くべきことだ。チームメイトとの連携もそうだが、言語に関してもケイスケは短期間でポルトガル語を少し話せるようになっている。しばらくはコミュニケーションで難しい場合もあるだろうが、彼ならすぐにポルトガル語も使いこなせるようになるだろうと確信している」

他にも、フアン・ヘナットは直近の試合への意気込みや、ヤヤ・トゥーレが移籍する噂などにも言及して、自身の見解を示した。

「（リオ杯の開幕戦）ボアビスタ戦は難しい試合になるとわかっている。今季のボアビスタはグアナバーラ杯でも準優勝になったように、良いチームだ。それでも我々が勝って良いスタートを切れることを願っている」

「最終ラインのポジション争いは熾烈。みんなお互いを尊重しながらもレギュラーを獲りたいと競争意識が芽生えている。パウロ・アウトゥオーリ監督が誰を選ぶかに関係なく、ザゲイロ（センターバック）は全員地道に練習している」

「ヤヤ・トゥーレは世界的なスター選手だ。もし彼が来たら、きっと学ぶことがたくさんある。彼はマンチェスター・シティでアイドルだったし、どうなるかわからないけれど、願わくばチームメイトになってほしいね」

話を本田圭佑に戻すと、実戦から遠ざかっているにも関わらず約4％の体脂肪率でボタフォゴでのメディカルチェックを済ませたことには、メディカルスタッフも驚きを隠せなかったという。本田は、約2ヶ月間実戦を踏んでいない33歳の選手の平均を上回るべく、人知れずトレーニングを積んでいたのだ。

そんな本田は21日に行われたヘゼンジとの練習試合に出場して、約35分間プレイ。随所に見せ場は作ったものの、ピッチでの動きには少し「重さ」もあったと現地では報じられている。それでも、体脂肪率4％の肉体でブラジルにやってきた点や、試合に備えて万全を期すためにリオのカーニバルへのお誘いを断ったエピソードなどは好印象を得ていて、地元のボタフォゲンセ（ボタフォゴのサポーター）の間では期待する声が高まっている。

なお、3月1日（日本時間では3月2日の午前中）に行われるカンピオナート・カリオカのリオ杯第1節「ボタフォゴvsボアビスタ」戦に本田が出場するか否かについては、どのメディアも言及していない。当日までに試合勘を取り戻せるか。

▼　直近におけるボタフォゴの公式戦スケジュール　　※日本とブラジルの時差は12時間です。

日程	日本時間	対戦相手
3月1日 19:00	3月2日 07:00	ボアビスタ
3月7日 18:00	3月8日 06:00	フラメンゴ
3月15日 16:00	3月16日 04:00	バングー
3月21日 19:00	3月22日 07:00	カボフリエンセ
4月1日 21:30	4月2日 09:30	ポルトゥゲーザ