
- Campeonato Brasileiro Serie A 2020ブラジル全国選手権 1部 2020

サンパウロの退団理由で物議を醸しているパト 移籍先の最右翼はインテルナシオナウか
2020年8月19日にサンパウロを退団したアレシャンドレ・パトにまつわるエトセトラ
▲ 2020年2月から坊主頭のヘアスタイルに変えて試合に出場しているアレシャンドレ・パト
喫緊では、アレシャンドレ・パト以外にもFWエベルトンやDFアンデルソン・マルチンスなど数人がチームへの不満を表明していて、そうした不満を汲み取った上での退団処理だったとサンパウロ側は明示している。事実、フェルナンド・ジニス監督は次のように述べている。
「エベルトンを初め、アレシャンドレ・パトとアンデルソン・マルチンスの3人については、チームへの不満を口にしていたから、去るのがベターと判断した。サンパウロで力を発揮する条件としては、『ここにいたい』、『サンパウロで勝利に貢献したい』と考えている選手でなければ、結果に結びつかないだろう」
フェルナンド・ジニス監督の主張によれば、アレシャンドレ・パトら数人は理事会での話し合いなども経た上で、相互理解に至らないとの判断に至ったとしている。それを踏まえた上で、同監督は「一連の問題は解決済み。アレシャンドレ・パトら退団する選手の幸運を祈っている」と補足した。
ところが、サンパウロ側の主張に真っ向から反論しているのが、アレシャンドレ・パトの弟であるアレシャンドレ・ホドリゲス氏らだ。
「すごくおかしいよ。(アレシャンドレ・パトの退団理由は)パトのせいだと思う? 兄はサンパウロをすごく愛しているのに、なぜ彼が自らサンパウロを退団したいと思うだろうか。このたび、サンパウロはパトと(バイーア戦)での勝ち点を両方失った。この責任がどこにあるかを問いたい」
そんなアレシャンドレ・パトについては、インテルナシオナウのほか、リーガMX(メキシコ1部リーグ)やMLS(メジャーリーグサッカー)など北米大陸からのオファーもあるのではといった憶測も挙がっている。
北米大陸への移籍もささやかれる中で、パトを高く評価しているのがインテルナシオナウのアルゼンチン人監督エドゥアルド・コウデ氏。「パトは素晴らしい選手だ」と目を細めていて、先日負傷して戦線を離脱したペルー代表FWパオロ・ゲレーロの代役として前向きに検討している意向を明かした。他でも、アトレチコ・ミネイロのホルヘ・サンパオリ監督もパトの才能を高く評価するコメントを残していて、今後はブラジル国内を中心にパトの争奪戦が発生しそうだ。
◆ アレシャンドレ・パト
- 本名:
- アレシャンドレ・ホドリゲス・ダ・シウバ
- 生年月日:
- 1989年9月2日生まれ()
- 出身:
- ブラジル(パラナー州パト・ブランコ)
- 身長:
- 180cm
- ポジション:
- フォワード
4歳で始めたフットサルで技術を磨き、12歳で入団したインテルナシオナウの下部組織でも異彩を放ち、16歳ではカンピオナート・ガウーショ U-20 で得点王に輝いた。2006年に17歳でトップチームに昇格すると、同年のFIFAクラブワールドカップでは肩でリフティングするドリブルでその存在を世界中に知らしめた。2007年8月にミラン(イタリア)へ渡ると、ゴールを量産する活躍を数年みせていたが、2010年に起こした肉離れを境に負傷癖がついてしまい、出場機会が激減。そして2013年に母国での再起を図り、コリンチャンスへ完全移籍した。翌2014年にサンパウロへレンタル移籍すると、コリンチャンス時代以上の活躍を披露。1年半でチェルシー(イングランド)へ移籍したが、サンパウリーノ(サンパウロのサポーター)のハートをわしづかみにした。その後ビジャレアル(スペイン)を経て、2017年からは天津権建(中国)へ移籍して、2019年3月に古巣サンパウロと4年契約で戻ってきたが、2020年8月19日付でサンパウロとの契約を解除した。2021〜2022年はオーランド・シティ(U.S.A.)に加入し、2022年11月14日に退団を発表していた。ブラジル代表。
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2020.08.05
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