- Copa América 2021コパ・アメリカ 2021
今大会の開催は1,500万ドル以上の損失が確実 それでも中止より開催を選ぶしかなかった裏事情
CONMEBOL(南米サッカー連盟)が2021年のコパ・アメリカの収支予測を発表
元々はアルゼンチンとコロンビアの二カ国共催で2020年に開催予定だったコパ・アメリカは、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)のパンデミックにより1年延期となった上、コロンビアは国内の政情不安で、アルゼンチンはCOVID-19の感染拡大により開催権を返上。アルゼンチンが開催を断念した24時間以内に、CONMEBOLはブラジルでの開催を急遽決定するドタバタ劇が、今大会の背景にある。
開幕前から混乱を極めた今大会は、パンデミックによる無観客開催やスポンサー数社の離脱なども相まって収益減が顕著に。マスターカードなど数社はかろうじてスポンサーを降りなかったものの、大会期間中のイベントのサポートを断るなど消極的な対応に留めている。そうした事情から、CONMEBOLは南米以外の各大陸での放映権料に回収を託したが、焼け石に水で黒字化には遠く及んでいない。
以上から、試算された損失額は1,500万ドル〜2,500万ドル(日本円で約27億9千万円)だという。それでも、開催せず中止した場合の損失が5,000万ドル(日本円で約55億6千万円)に達する試算を踏まえれば、主催としては開催を強行する以外になかったというわけだ。
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2021.07.01
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