
- Campeonato Brasileiro Serie A 2021ブラジル全国選手権 1部 2021

ジエゴ・コスタがアトレチコ・ミネイロへ スペイン代表だがブラジル国籍もあり外国人制限は適用外
アトレチコ・ミネイロが32歳のスペイン代表FWジエゴ・コスタの獲得で合意に至る
▲ アトレチコ・ミネイロへの移籍が合意に達したと報じられている32歳のスペイン代表FWジエゴ・コスタ(写真提供:Lance!)
ジエゴ・コスタは2020年12月に「個人的な理由」でアトレティコ・マドリー(スペイン)を退団していて、これまではフリーの身だった。
アトレチコ・ミネイロには元Jリーガーの元ブラジル代表FWフゥキを初め、チリ代表FWエドゥアルド・バルガス、ベネズエラ代表FWジェフェルソン・サバリーノ、エドゥアルド・サッシャ、ケーノと前線の駒は揃っている。それでもジエゴ・コスタの獲得に至った背景には、クッカ監督の希望があったという。
クッカ監督の希望は、相手陣内のペナルティエリアで「戦える」センターフォワードの常備。今季はフゥキがそれに近い役割を果たしてはいるが、フゥキがサイドに開いたときや、もしくは欠場しているときにも前線でどっしり構えてくれるセンターフォワードを同監督は欲しがっていて、その希望に合致する選手がジエゴ・コスタということだ。
ジエゴ・コスタはスペイン国籍を持つスペイン代表の選手だが、元々はブラジルのセルジッピ州出身で現在もブラジル国籍を有しているため、CBF(ブラジルサッカー連盟)が定めるクラブチームの外国人枠は適用されない。そうした事情もまた、アトレチコ・ミネイロがジエゴ・コスタを獲得した一因とみられる。
アトレチコ・ミネイロが提示しているジエゴ・コスタの契約期間は、2022年12月までの約1年半。クラブと選手との間では、口頭で合意に至っているとのことで、あとは契約書にサインすればクラブから正式に発表される見込みだ。
◆ ジエゴ・コスタ
- 本名:
- ジエゴ・ダ・シウバ・コスタ
- 生年月日:
- 1988年10月7日生まれ()
- 出身:
- ブラジル(セルジッピ州ラガルト)
- 身長:
- 188cm
- ポジション:
- フォワード
2004年にサンパウロ州のバルセロナ・ジ・カペーラの下部組織に入り、2006年に18歳でペナフィエル(ポルトガル)でトップチームデビューを果たして、同年にはブラガ(ポルトガル)へ移籍。翌2007年にセルタ・デ・ビーゴ(スペイン)に活躍の場を移すと、その後アルバセーテ(スペイン)、レアル・バジャドリー(スペイン)を経て、2010年からアトレティコ・マドリー(スペイン)でゴールを量産した。2014年にはチェルシー(イングランド)に移籍して、ここでもゴールを量産。2018年からは古巣アトレティコ・マドリーに戻っていた。2013年には母国ブラジルで代表に招集されて親善試合にも出場したが、同年秋に当時のスペイン代表監督ビセンテ・デル・ボスケ監督と会談を経て、スペイン代表を選択。この判断は当時のブラジル代表監督フェリポン(ルイス・フェリッピ・スコラーリ氏)から「裏切った」と批判されたが、選手本人は当時のフェリポンの招集基準に疑念があってのことと反論している。
2021.08.12
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