- Campeonato Brasileiro Serie A 2021ブラジル全国選手権 1部 2021
新天地でのデビューを心待ちにしているジエゴ・コスタ 「なるべく早くピッチに立てるといいね」
スペイン代表FWジエゴ・コスタがアトレチコ・ミネイロに加入した理由を地元メディアに語る
▲ アトレチコ・ミネイロのユニフォームを着て笑顔のスペイン代表FWジエゴ・コスタ(写真提供:Atlético MG)
アトレチコへの加入決定後、初めてメディアの取材に応じたジエゴ・コスタの胸の内は、生まれ故郷のブラジルでプレイできる喜びにあふれている。
「私は幸せで、不安だ。今はすべてが新鮮だからね。これまでのキャリアはすべてヨーロッパだった。ブラジル人であるにも関わらず、ブラジルで(プロとして)プレイしたことはない。だからアトレチコでデビューするのを楽しみにしているんだ。自分がチームでどのように機能するかを確認したいし、新天地でのプレイは私だけでなく、私の家族にとっても重要なことだよ」
ジエゴ・コスタは17歳でブラジルを離れ、ポルトガルのブラガでプロのキャリアをスタートさせている。その後、アトレティコ・マドリー(スペイン)やチェルシー(イングランド)などでの活躍はもはや記すまでもない。
「サッカーの世界は一夜で状況が変わるから、地に足をつけておく必要がある。ここ(アトレチコ・ミネイロ)に来たのは私の決断。個人的にはもちろん、家族にとっても正しいことだと思った」
ジエゴ・コスタについては、ほかにアーセナル(イングランド)やユヴェントス(イタリア)、ベシクタシュ(トルコ)などからもオファーがあったそうだが、同選手はそれらのオファーを蹴ってまでアトレチコ・ミネイロを選んだ。その理由も明かしている。
「他のクラブに移籍する可能性もあったが、アトレチコには聡明で野心的な計画があって、南米の頂点を目指している。そこに自分が何かしら貢献できたならと思い、ヨーロッパでは味わえない経験を積むためにここに来た」
アトレチカーノ(アトレチコ・ミネイロのサポーター)の間では「早くジエゴ・コスタのプレイを観たい」と待望論が飛び交っているが、ジエゴ・コスタは半年以上も実戦から遠ざかっているのもあって、コンディションを万全にすべく調整に専念。アトレチコでのデビューは、早くて9月上旬になるとのことだ。
「体調が悪いわけではないし、今やれるテスト(メディカルチェックなど)には合格している。クラブのスタッフは驚いたと思うよ。コンディションも万全なら昨日(18日のリーベル・プレート戦)デビューもありえただろう。なるべく早くピッチに立てるといいね」
◆ ジエゴ・コスタ
- 本名:
- ジエゴ・ダ・シウバ・コスタ
- 生年月日:
- 1988年10月7日生まれ()
- 出身:
- ブラジル(セルジッピ州ラガルト)
- 身長:
- 188cm
- ポジション:
- フォワード
2004年にサンパウロ州のバルセロナ・ジ・カペーラの下部組織に入り、2006年に18歳でペナフィエル(ポルトガル)でトップチームデビューを果たして、同年にはブラガ(ポルトガル)へ移籍。翌2007年にセルタ・デ・ビーゴ(スペイン)に活躍の場を移すと、その後アルバセーテ(スペイン)、レアル・バジャドリー(スペイン)を経て、2010年からアトレティコ・マドリー(スペイン)でゴールを量産した。2014年にはチェルシー(イングランド)に移籍して、ここでもゴールを量産。2018年からは古巣アトレティコ・マドリーに戻っていた。2013年には母国ブラジルで代表に招集されて親善試合にも出場したが、同年秋に当時のスペイン代表監督ビセンテ・デル・ボスケ監督と会談を経て、スペイン代表を選択。この判断は当時のブラジル代表監督フェリポン(ルイス・フェリッピ・スコラーリ氏)から「裏切った」と批判されたが、選手本人は当時のフェリポンの招集基準に疑念があってのことと反論している。
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2021.08.22
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