CONMEBOL Libertadores 2021コンメボル・リベルタドーレス 2021

11月の国際カップ戦開催に向けて改修は順調 センテナリオの大規模リニューアル完了まであと2ヵ月弱

CONMEBOL(南米サッカー連盟)がエスタディオ・センテナリオの改修工事について進捗状況を公表
▲ 現在、芝の全面張り替え工事が行われているエスタディオ・センテナリオ(写真提供:CONMEBOL)
CONMEBOL(南米サッカー連盟)は現在、ウルグアイの首都モンテビデオにあるエスタディオ・センテナリオの改修工事を進めている。今回の改修の目的は、2021年11月に行われる同連盟主催の国際カップ戦を開催するため。

1930年に記念すべき第1回ワールドカップが行われた歴史的なスタジアムは「ウルグアイサッカーの聖地」として多くの人に親しまれているが、近年は流れる歳月とともに老朽化が進む状況にあった。しかし今年、リベルタドーレスとスダメリカーナ、そしてリベルタドーレス・フェメニーナ(女子サッカーのリベルタドーレス)の決勝戦を開催する舞台に指定されたことがきっかけで、大規模改修工事に至った。前述の国際カップ戦の決勝がモンテビデオで開催されるに至った背景には、南米大陸におけるウルグアイのCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)感染者数の少なさがある。

センテナリオでは、まず芝の全面張り替えを行い、雨の多いウルグアイでも水捌けに長けたピッチを整備する。この工事は、ウルグアイとブラジルの芝生の専門家による監修により進行中だ。

それだけでなく、スタンドの増築に加えて座席の整備、最先端のLEDライトを備えた照明塔への全面変更、ロッカールームのリノベーション、トイレの新調など、工事が次々に進められている。もはや改修工事というより、“建て替え”に近い規模の全面リニューアルである。

工期は2021年11月までで、今後2ヵ月弱はCONMEBOLによる視察訪問も増えていくという。リベルタドーレスやスダメリカーナの決勝戦が行われるとき、ウルグアイサッカーの聖地はどんな姿をサッカーファンに見せてくれるだろうか。

◆ エスタディオ・センテナリオ

正式名称:
エスタディオ・センテナリオ
竣工日:
1930年1月18日(築
所在地:
ウルグアイ(首都モンテビデオ)
収容人数:
60,235

ウルグアイ憲法発布100周年事業として建設されたスタジアム。1930年7月18日に、第1回ワールドカップの「ウルグアイ vs ペルー」で開場して、決勝戦の「ウルグアイ vs アルゼンチン」も開催された。1983年7月18日に、、FIFA(国際サッカー連盟)の「サッカー歴史的建造物」に指定される。マラカナン(ブラジル)やウェンブリー(イングランド)、サンティアゴ・ベルナベウ(スペイン)などと並び称される歴史的なサッカースタジアムとしても有名。ウルグアイ代表のホームゲームとして使用されることが多い。

2021.08.31

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