CONMEBOL Libertadores 2021コンメボル・リベルタドーレス 2021

リベルタドーレスで即席守護神を全うしたエンソ・ペレスの仕事道具がリーベルのミュージアムに展示

元アルゼンチン代表MFエンソ・ペレスが公式戦で使用したキーパーグローブがリーベル・プレート・ミュージアムに展示される

▲ リーベル・プレート・ミュージアムに展示されることになったエンソ・ペレスのキーパーグローブ（写真提供：TyC Sports）

アルゼンチンの首都ブエノスアイレスにあるリーベル・プレート・ミュージアムに、キーパーグローブが展示された。元アルゼンチン代表MFエンソ・ペレスが5月19日にリベルタドーレスでキーパーとして出場した際に着けていたグローブで、急遽任された大役を1失点でしのいだことへの表彰。

この試合は、直前にリーベルのチーム内にCOVID-19（新型コロナウイルス感染症）のクラスターが発生し、キーパーが全員欠場せざるをえなくなったのを受けてガジャルド監督が講じた措置で、「ボランチを務めるコンディションでなかった」エンソ・ペレスにゴールマウスを託した。結果は、後半に1点取られたものの、味方が2点を取ってリーベルは勝利を収めた。

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エンソ・ペレスが使用した黒色のキーパーグローブは、元アルゼンチン代表GKヘルマン・ルクスから借りたもので、当時を振り返ったエンソ・ペレスは「事はまったく簡単ではなかった」と振り返る。続けて、「チーム全員の結束力で乗り越えられた」と仲間への感謝を強調した。

エンソ・ペレスが使った黒いキーパーグローブは、リーベルに新たな歴史の1ページを作り出した。

◆　エンソ・ペレス

本名：: エンソ・ニコラス・ペレス・セギ
生年月日：: 1986年2月22日生まれ（）
出身：: アルゼンチン（メンドーサ）
身長：: 178cm
ポジション：: ボランチ

2003年に地元の名門ゴドイ・クルスでデビューすると、自身の初ゴールがクラブの1部昇格後における初ゴールにもなり、一躍クラブの歴史に名を刻むことに。2007年からはエストゥディアンテスで長く活躍し、2011年にはベンフィカ（ポルトガル）に渡った。2015年からの2年半はバレンシア（スペイン）で過ごし、2017年に母国復帰を決断。ガジャルド監督の下、リーベル・プレートで長く安定した活躍をみせている。アルゼンチン代表で、2014年ワールドカップ・ブラジル大会では準優勝に貢献した。