Torneo Grita México Clausura 2022メキシコ1部リーグ 2022 前期

8月19〜21日に行われたリーガMX（メキシコ1部リーグ）の2022年前期第10節。首都シウダー・デ・メヒコで行われたクラシコ「クルブ・アメリカ×クルス・アスル」は、クルブ・アメリカが大勝した。

首都のクラシコは、クルブ・アメリカのワンサイドゲームになった。まずは15分、ペナルティエリアの手前でパスを受けたパラグアイ代表MFリチャール・サンチェスが、左足を振り抜きミドルシュートを決めて先制すると、22分には自陣からのフィードでラミーロ・フネス・モリと入れ替わるようにしてボールをキープしたメキシコ代表FWエンリ・マルティンが、ラミーロ・フネス・モリを引き連れながらペナルティエリアに侵入。キーパーを引きつけたマルティンはパスを選択すると、ショナタン・ロドリゲスが無人のゴールに右足で押し込んで。

クルス・アスルは27分にパラグアイ代表FWアンヘル・ロメーロがペナルティアークの手前で左足を振り抜いたが、ボールはポストをかすめて枠の外へ。29分にはファン・エスコバル、アンヘル・ロメーロとパラグアイ人選手による波状攻撃がいずれもクロスバーに嫌われる不運もあり、さらに45分にはカルロス・ロトンディのヘディングシュートが決まるも、VARチェックの結果ヘディングシュートの直前に相手を押し倒すファウルがあったことからゴールを取り消されたりと、クルス・アスルは試合の流れを引き寄せられなかった。

一方のクルブ・アメリカも、43分のチャンスでアレハンドロ・センデハスのシュートがポストを直撃する不運も。それでも前半のアディショナルタイムに、チリ代表MFディエゴ・バルデスが右足で直接フリーキックを決めて 3-0 と突き放した。

後半はクルブ・アメリカがさらに畳みかけた。まずは53分、エミーリオ・ララが右サイドから低いクロスを上げると、ゴールエリアへ飛び込んだエンリ・マルティンが右足のアウトサイドキックでゴールに沈めて 4-0 。さらに73分にはスペイン人のアルバロ・フィダルゴがペナルティアークまでドリブルで運んだボールを右足でゴールネットに突き刺して 5-0 とした。

85分にフェデリコ・ビニャスが左からのクロスに頭で合わせて 6-0 としたクルブ・アメリカの攻撃は、まだ終わらず。89分には、ダイレクトパスをつないで前線まで運んだボールを、最後はメキシコ代表MFサルバドール・レイェスがドリブルでペナルティエリアまで運んだ上で右足でゴールに流し込みトドメを刺した。

大勝したクルブ・アメリカは4連勝で暫定4位に浮上した一方、クルス・アスルは17位に低迷している。

リーガ BBVA Bancomer MX （メキシコ1部リーグ） 2022 前期　第10節　（2022/08/20）
クルブ・アメリカ	7-0	クルス・アスル
ギジェルモ・オチョア	GK	セバスティアン・フラード
エミーリオ・ララ ディエゴ・バルデス （セルヒオ・デ・ロス・リオス） セバスティアン・カセレス ルイス・フエンテス	DF	ファン・エスコバル  フリオ・セサル・ドミンゲス ラミーロ・フネス・モリ  （エリック・リラ） ルイス・アブラン
リチャール・サンチェス （ショナタン・ドス・サントス） アルバロ・フィダルゴ アレハンドロ・センデハス （サルバドール・レイェス） ディエゴ・バルデス ショナタン・ロドリゲス （ミゲル・ラユン）	MF	ラファエル・バカ イグナシオ・リベーロ  アンヘル・ロメーロ  （カルロス・ロドリゲス） カルロス・ロトンディ  （アロンソ・エスコボーサ）
エンリ・マルティン （フェデリコ・ビニャス）	FW	ウリエル・アントゥーナ （ロドリーゴ・ウエスカス） ミチャエル・エストラーダ  （ゴンサーロ・カルネイロ ）
リチャール・サンチェス　15 ショナタン・ロドリゲス　22 ディエゴ・バルデス　45+9 エンリ・マルティン　53 アルバロ・フィダルゴ　73 フェデリコ・ビニャス　85 サルバドール・レイェス　89	ゴール
ショナタン・ドス・サントス	イエロー カード	カルロス・ロトンディ
	レッド カード	ラファエル・バカ
フェルナンド・オルティス	監督	ディエゴ・アギーレ
主審：　ルイス・エンリケ・サンタンデール・アギーレ 会場：　エスタディオ・アステカ　（シウダー・デ・メヒコ）