Torneo Grita México Clausura 2022メキシコ1部リーグ 2022 前期

10月27日に行われたリーガMX（メキシコ1部リーグ）の2022年前期決勝 1st.Leg。トルーカで行われた「トルーカ×パチューカ」は、敵地に乗り込んだパチューカが圧勝した。

パチューカは8分、メキシコ代表MFエリック・サンチェスのスルーパスで相手陣内を独走したエクアドル代表FWロマーリオ・イバーラがペナルティエリアの右側に達すると、右足を振り抜いてキーパーの両手を弾くシュートをゴールネットに突き刺して先制した。

12分には左サイドでセットプレイを得ると、メキシコ代表MFビクトル・グスマンのフリーキックにグスターボ・カブラルが反応。ペナルティエリアで飛び上がったカブラルは右足のアウトサイドにボールを当てて、ゴールに流し込みリードを広げた。

トルーカは26分にカウンターから絶好機を迎えたが、チリ代表FWジャン・メネーセスのグラウンダーのクロスにフリーで合わせたカミーロ・サンベッゾの右足ボレーは枠を捉えられなかった。

対するパチューカは35分に相手陣内でロマーリオ・イバーラが味方へつなげようとしたパスをインターセプトされるも、ルーズボールを胸でトラップしたイバーラは加速してペナルティエリアに達したところで、右足でゴールに流し込んで 3-0 。さらに41分にはマウリシオ・イサイースがコーナーキックに頭で合わせて、パチューカは前半だけで 4-0 とほぼ勝負を決した。

後半、パチューカは53分にロマーリオ・イバーラが左サイドからペナルティエリアに入って左足を振り抜くと、セカンドボールをパウリーノ・デ・ラ・フエンテが落として、最後はニコラス・イバーニェスが左足でゴールに蹴り込み 5-0 とした。

やられっぱなしのトルーカはチャンスをなかなか生かせず、相手守護神の好守にも苦しめられたが、78分に一矢を報いる。相手陣内で奪われそうになったボールを奪い返した元U-22ウルグアイ代表MFレオナルド・フェルナンデスが、ドリブルで3人を振り切ってスルーパスを供給。ペナルティエリアでエクアドル代表MFジョルダン・シエーラが右足でゴールに流し込んだが、その後訪れた二度に及ぶPK疑惑の場面では、主審に認められない不遇もあった。それでも94分にやっとPKを与えてもらえたが、レオナルド・フェルナンデスのPKはキーパーにコースを読み切られて、トルーカは4点差での敗北を喫した。

本田圭佑の古巣でもあるパチューカの優勝は、ほぼ確実となったか。2nd.Leg は10月30日に、パチューカで行われる。

リーガ BBVA Bancomer MX （メキシコ1部リーグ） 2022 前期　決勝 1st.Leg　（2022/10/27）
トルーカ	1-5	パチューカ
チアゴ・ボウピ	GK	オスカル・ウスターリ
バルベル・ウエルタ アンドレス・モスケーラ カルロス・グスマン （イサイアス・ビオランテ） オスカル・オルテガ （ブライアン・アングーロ）	DF	ケビン・アルバレス グスターボ・カブラル  オスカル・ムリージョ  マウリシオ・イサイース
クラウディオ・バエーサ レオナルド・フェルナンデス マルセル・ルイス カミーロ・サンベッゾ （フェルナンド・ナバーロ）	MF	エリック・サンチェス ルイス・チャベス ビクトル・グスマン （イスラエル・ルナ） パウリーノ・デ・ラ・フエンテ  （アビレス・ウルタード ）
ジャン・メネーセス （ジョルダン・シエーラ） カルロス・ゴンサーレス （ダニエル・アルバレス）	FW	ロマーリオ・イバーラ  （ハビエル・ロペス） ニコラス・イバーニェス  （イリアン・フェルナンデス）
ジョルダン・シエーラ　78	ゴール	08　ロマーリオ・イバーラ  12　グスターボ・カブラル  35　ロマーリオ・イバーラ  41　マウリシオ・イサイース 53　ニコラス・イバーニェス
アンドレス・モスケーラ クラウディオ・バエーサ マルセル・ルイス	イエロー カード	パウリーノ・デ・ラ・フエンテ
イグナシオ・アンブリス	監督	ギジェルモ・アルマーダ
主審：　マルコ・アントニオ・オルティス・ナバ 会場：　エスタディオ・ネメシオ・ディエス　（トルーカ）