Campeonato Brasileiro Serie A 2022ブラジル全国選手権 1部 2022

11月12〜13日に行われたカンピオナート・ブラジレイロの第38節。パラナー州の州都クリチーバで行われた「アトレチコ・パラナエンセ×ボタフォゴ」は、17歳ビットル・ホッキのゴールなどでアトレチコが快勝した。

リベルタドーレス出場権を争うチーム同士の直接対決。前半、ボタフォゴは左サイドを起点にして攻撃を組み立てていたが、15分を過ぎたあたりからはアトレチコ・パラナエンセが盛り返してボール支配率を高めた。30分には元ブラジル代表MFフェルナンジーニョが右サイドに開いてクロスを上げたが、アレックス・サンターナのヘディングシュートは枠を捉えられず。32分にはペナルティエリアでボールをキープしたエリッキのアシストで、最後はビットル・ホッキが右足を振り抜くも、ボールはポストをかすめて外へ流れた。

アトレチコは33分にウルグアイ代表MFダビ・テランスが右サイドからドリブルで崩してシュートに持ち込んだが、ボールはニアサイドのポストを直撃。前半は無得点でハーフタイムに突入した。

均衡が破れたのは後半。51分にコーナーキックを得たアトレチコは、エリッキのヘディングシュートをキーパーが両手で弾くも、間近にいたアドリエウソンの胸に当たってゴールを割り、オウンゴールで先制した。

55分にはロングフィードでペナルティエリアに入ったビチーニョが右足でシュートに及ぶと、キーパーが弾くもこぼれ球をビットル・ホッキが右足で無人のゴールへ流し込んだ。だがこの場面はビチーニョのオフサイドがVARで判明したため、ノーゴールとなる。

それでもアトレチコは61分、ペナルティエリアでウルグアイ代表MFダビ・テランスが細かいボールタッチを交えたドリブルで最終ラインを崩しにかかると、テランスの足元から離れたボールをビットル・ホッキが右足でゴールに沈めて 2-0 。さらに後半のアディショナルタイムにはエリッキが右足でゴールネットに突き刺して、勝利を決定づけたアトレチコ・パラナエンセ。自力で6位フィニッシュを果たし、グループリーグから参戦するリベルタドーレス出場権を獲得した。

敗れたボタフォゴは11位に転落し、来年はスダメリカーナに出場することとなった。

カンピオナート・ブラジレイロ 2022　第38節　（2022/11/13）
アトレチコ・パラナエンセ	3-0	ボタフォゴ
ベント	GK	ルーカス・ペヒ
ケウベン マテウス・フェリッピ チアゴ・エレーノ アビネル・ビニシウス （ペドリーニョ）	DF	ダニエウ・ボルジス （ルイス・エンリーキ） アドリエウソン ビクトル・クエスタ  マルサウ
エリッキ フェルナンジーニョ （ブライアン・ガルシア） アレックス・サンターナ	MF	パトリッキ・ジ・ルッカ （マテウス・ナシメント） チェ・チェ ルーカス・フェルナンジス
ダビ・テランス （ホムーロ） ビットル・ホッキ （パブロ） ビチーニョ （アグスティン・カノービオ）	FW	ジュニオール・サントス （ビクトル・サー） チキーニョ・ソアーレス ジェフィーニョ
（オウンゴール）アドリエウソン　51 ビットル・ホッキ　61 エリッキ　90+3	ゴール
エリッキ	イエロー カード	ジュニオール・サントス
ルイス・フェリッピ・スコラーリ	監督	ルイス・カストロ
主審：　アンデルソン・ダロンコ 会場：　アレーナ・ダ・バイシャーダ　（クリチーバ）