- Campeonato Brasileiro Serie A 2023ブラジル全国選手権 1部 2023
試合中に5度の停電で中断に この試合の続きは翌日の明るい時間帯(15時)から再開して引き分け
カンピオナート・ブラジレイロ 2023 第28節 ボタフォゴ 1-1 アトレチコ・パラナエンセ
▲ 試合中に停電したエンジェニョン(写真提供:TV Globo)
試合開始前は煌々とエンジェニョンのピッチが照らされ、照明に何の問題もなさそうだったが、開始6分で突然スタジアムの一角にある反射板から照明が消えたため試合が一時中断になる。その4分後に照明の復旧を受けて試合は再開されたが、それから2分後に再び中断。その1分後にあたる13分に再び試合が再開されると、24分にチキーニョ・ソアーレスがコーナーキックに頭で合わせてゴールネットを揺らし、ボタフォゴが先制した。
アトレチコ・パラナエンセは41分、右サイドからトマス・クエージョが上げたグラウンダーのクロスを、元セレッソ大阪のパブロが右足でゴールに沈めて追いついた。なお、前述どちらのゴールも電気系統の不具合によりVARは機能不全に陥っていた。
前半のアディショナルタイムに入ってすぐにまたも停電が生じ、復旧に6分ほどを要する。主審は強引に試合を再開させたが、(前半の)63分にまたも停電が発生。主審は停電が解消されないままで前半終了のホイッスルを吹き、ハーフタイム突入を指示した。
エンジェニョンの停電は落ち着かず、後半開始早々の50分にまたも停電が発生。するとCBF(ブラジルサッカー連盟)からの通知により、出場選手全員がロッカールームへ引き揚げることになって、電気設備の完全復旧を30分間待つことになった。(30分以内に問題未解決なら順延)
しばらくして一部の観客が帰路に着き、スタンドには空席が目立っていく。さらにスタンドの一角では一部の観客が暴徒化して、警官隊と対峙する事態にもなった。そうしたいざこざを経て、CBFはこの試合の翌日順延を決定。順延された日程は停電の懸念がない10月22日の15時に予定され、当日に再開された試合は残り時間でゴールは生まれず 1-1 の引き分けとなった。
カンピオナート・ブラジレイロ 2023 第28節 (2023/10/22) | ||
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ボタフォゴ | 1-1 | アトレチコ・パラナエンセ |
ルーカス・ペヒ | GK | ベント |
レオネル・ディ・プラシド アドリエウソン ビクトル・クエスタ マルサウ |
DF |
カカー チアゴ・エレーノ カイーキ・ホッシャ |
マルロン・フレイタス チェ・チェ エドゥアルド |
MF |
エリッキ フェルナンジーニョ トマス・クエージョ ルーカス・エスキベル ビットル・ブエーノ ブルーノ・サペッリ |
ジュニオール・サントス チキーニョ・ソアーレス ビクトル・サー |
FW | パブロ |
チキーニョ・ソアーレス 24 | ゴール | 41 パブロ |
エドゥアルド | イエロー カード |
カイーキ・ホッシャ |
(暫定監督)ルッシオ・フラービオ | 監督 | ウェズレイ・カルバーリョ(暫定監督) |
主審: マテウス・デウガード・カンダンサン 会場: エスタジオ・ド・エンジェニョン (リオ・デ・ジャネイロ) |
2023.10.22
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