Campeonato Mineiro 2025カンピオナート・ミネイロ 2025

3月8日に行われたカンピオナート・ミネイロの決勝 1st.Leg。ミナス・ジェライス州の州都ベロ・オリゾンチで行われたクラシコ「アトレチコ・ミネイロ×アメリカ・ミネイロ」は、リアンコの2ゴールなどでアトレチコ・ミネイロが先勝した。

アトレチコ・ミネイロは元Jリーガーのブラジル代表FWフゥキが右太ももの違和感によりこの日はベンチにも入らず、フゥキ不在で試合に臨んだ。

2分にグスターボ・スカルパが右サイドから強引にミドルシュートを放ってチャンスメイクしたアトレチコ・ミネイロは、8分に先制。左サイドでボールを持ったトマス・クエージョがブラジル代表DFギリェルミ・アラーナの上がりを待ってパスを出すと、ギリェルミ・アラーナはグラウンダーのクロスを供給。滑り込んだ元アルビレックス新潟のブラジル代表FWホニには合わなかったが、キーパーがキャッチしようとして後逸してしまい、のろく転がったボールはキーパーに掻き出される前にゴールを割った。公式記録はギリェルミ・アラーナのゴールとなった。

なおも攻め込んだアトレチコは、アメリカ・ミネイロよりも優勢を保った。16分と18分にはピンチも迎えたが、GKエベルソンのファインセーブ連発でしのいだ。一方のアメリカ・ミネイロは23分にボールと無関係の場所でトマス・クエージョの頭を叩いて転倒させたバホスが一発退場となり、数的不利に陥った。

アトレチコは41分、最終ラインから中盤に押し上げていたリアンコがペナルティエリアへ駆け上がってグスターボ・スカルパからのパスを受けると、相手のチャージをはねのけながら左足でキーパーの股間を通すシュートを決めて 2−0 とした。

後半も主導権を握ったアトレチコ・ミネイロは、立ち上がりの48分にガブリエウ・メニーノが右サイドから上げたクロスに、ファーサイドで反応したリアンコが頭でゴールに押し込んで 3-0 とした。

さらに64分にはフーベンスが最終ラインの裏へ送ったボールをホニが追いかけて追いつくと、ペナルティエリアを進んだホニは冷静に左足でゴールネットに突き刺してトドメを刺した。

戦力や選手層の違いに加えてこの日の結果を鑑みれば、アトレチコ・ミネイロの優勝は決まったか。2nd.Leg は3月15日にエスタジオ・インデペンデンシアで行われる。

カンピオナート・ミネイロ 2025　決勝 1st.Leg　（2025/03/08）
アトレチコ・ミネイロ	4-0	アメリカ・ミネイロ
エベルソン	GK	ジョリ
ナタナエウ リアンコ ジュニオール・アロンソ ギリェルミ・アラーナ	DF	マリアーノ （ペドロ・バルセロス） ヒカルド・シウバ ルコン マルロン
アラン・フランコ ガブリエウ・メニーノ （デイベルソン） フーベンス （カイオ・パウリスタ） グスターボ・スカルパ （パトリッキ）	MF	バホス カウア・ジーニス フェルナンド・エリサーリ  （イアゴ・サントス）
トマス・クエージョ （ベルナール） ホニ （イーゴル・ゴメス）	FW	ファビーニョ （ジョナタス） ヘナット・マルキス （ミケイアス） アジソン （ジュリオ）
ギリェルミ・アラーナ　08 リアンコ　41 リアンコ　48 ホニ　64	ゴール
トマス・クエージョ	イエロー カード	イアゴ・サントス
	レッド カード	バホス
クッカ	監督	ウィリアン・バチスタ
主審：　ビニシウス・ゴメス・ド・アマラウ 会場：　エスタジオ・ド・ミネイロン　（ベロ・オリゾンチ）