Torneo Clausura 2024メキシコ1部リーグ 2024 後期

5月11〜12日に行われたリーガMX 2024の後期準々決勝 2nd.Leg。首都シウダー・デ・メヒコで行われた「クルブ・アメリカ × パチューカ」は、後半のアディショナルタイムに追いついたクルブ・アメリカが準決勝進出を果たした。

1st.Leg を 1-1 のドローで終えて迎えた2戦目。開始1分にショートコーナーからオランダ代表MFジャバイロ・ディルロスンの枠内シュートで攻撃の口火を切ったクルブ・アメリカは、4分、8分，12分と相手ゴールに襲いかかった。だが先制したのはパチューカで、31分にハイプレスをかけると、チリ代表DFイーゴル・リチノフスキのパスが味方に合わず、ペナルティエリアの中央でルーズボールになったところにモロッコ代表FWウサマ・イドリッシが反応。イドリッシは右足でゴールに蹴り込んで、味方の祝福を浴びた。

後半、パチューカは“チキート”ことメキシコ代表MFエリック・サンチェスが右足でミドルシュートを放ったが、ボールはポストをかすめて枠を逸れた。一方のクルブ・アメリカはボールを支配して多彩な攻撃の形を作ったが、決めきれない場面が続き、スタンドからは歓声とため息が繰り返された。

クルブ・アメリカは88分にパラグアイ代表MFリチャール・サンチェスが右足でミドルシュートを放ったが、キーパーに右手で弾き出されてしまう。直後のコーナーキックではコロンビア出身のメキシコ代表FWフリアン・キニョーネスがヘディングシュートを打ったが、叩きつけたボールは枠を捉えられず、フリアン・キニョーネスは頭を抱えて悔しがった。

それでもクルブ・アメリカは94分、チリ代表MFディエゴ・バルデスのアーリークロスにイリアン・エルナンデスが頭で合わせると、キーパーに弾かれるもこぼれ球をフリアン・キニョーネスが右足で無人のゴールに押し込んで追いついた。

タイムアップの笛が鳴るとスタジアムは大歓声に包まれた。2試合合計スコアは 2-2 だが、PK戦などは行われず、「リーグ戦での順位が上」のクルブ・アメリカが準決勝に進むレギュレーションだ。

リーガ BBVA Bancomer MX （メキシコ1部リーグ） 2024 後期 準々決勝 2nd.Leg　（2024/05/11）
クルブ・アメリカ	1-1	パチューカ
ルイス・マラゴン	GK	カルロス・モレーノ
イスラエル・レイェス イーゴル・リチノフスキ ラモン・フアーレス （サルバドール・レイェス） クリスティアン・カルデロン （イリアン・エルナンデス）	DF	ルイス・ロドリゲス （セルヒオ・バレート ） グスターボ・カブラル  アンドレス・ミコルタ  ブライアン・ゴンサーレス
ジョナタン・ドス・サントス （リチャール・サンチェス） アルバロ・フィダルゴ ジャバイロ・ディルロスン （フリアン・キニョーネス） ディエゴ・バルデス アレハンドロ・センデハス	MF	ペドロ・ペドラーサ （エリーアス・モンティエル） ネルソン・デオーサ  （カルロス・サンチェス） エリック・サンチェス ミゲル・ロドリゲス （アラン・バウティスタ） ウサマ・イドリッシ
エンリ・マルティン	FW	ホセ・サロモン・ロンドン
フリアン・キニョーネス　90+4	ゴール	31　ウサマ・イドリッシ
ディエゴ・バルデス ジョナタン・ドス・サントス イリアン・エルナンデス	イエロー カード	アンドレス・ミコルタ  グスターボ・カブラル  エリック・サンチェス
アンドレ・ジャルジーニ	監督	ギジェルモ・アルマーダ
主審：　ビクトル・アルフォンソ・カセレス・エルナンデス 会場：　エスタディオ・アステカ　（シウダー・デ・メヒコ）