- Campeonato Brasileiro Serie A 2024ブラジル全国選手権 1部 2024
コロンビア人選手のゴールで接戦を制したフルミネンセ それでもまだ残されているセリエB降格の危機
カンピオナート・ブラジレイロ 2024 第37節 フルミネンセ 1-0 クイアバー
▲ 60分に貴重な先制ゴールを決めたケビン・セルナは笑顔で駆け出す(写真提供:Lance!)
昨年のリベルタドーレス王者でありながら今年は国内で残留争いの渦中にあるフルミネンセは、開始1分に元U-20アルゼンチン代表FWヘルマン・カノがペナルティエリアの手前で右足を振り抜き、ボールはわずかに枠を逸れるもチャンスメイク。24分には相手のクリアミスを拾ったヘルマン・カノがゴール前に折り返すと、ケビン・セルナが頭で落として最後はリーマがダイビングヘッド。この場面はキーパーが阻んだかに思われたが、VARのオンフィールドレビューをした主審はキーパーが右足を高く上げてリーマの頭部を蹴るファウルがあったとジャッジして、フルミネンセにPKを与えた。ところがコロンビア代表MFジョン・アリアスが担ったPKはキーパーにコースを読まれて阻まれ、フルミネンセは先制の絶好機をものにできなかった。
後半、フルミネンセは立ち上がりの50分にケビン・セルナが、58分にはリーマがそれぞれ枠内シュートを放ったが、どちらもキーパーのファインセーブに遭い先制できない。それでも60分、ドリブルで中央を突破したジョン・アリアスが左に開いたヘルマン・カノにボールを預けると、トラップでやや後退したカノはケーノにパス。ケーノが右足で放ったミドルシュートはキーパーに弾かれたが、セカンドボールをケビン・セルナが右足でゴールに流し込んで先制した。
リードを得たフルミネンセはその後、後半のアディショナルタイムに迎えたピンチをキーパーのファインセーブでしのぎ勝ち点3を獲得した。しかし同時刻の試合でレッドブル・ブラガンチーノも勝ったことにより、フルミネンセの残留は現時点で決まっていない。仮にパウメイラス戦で敗れたら、降格の憂き目に遭ってしまう恐れも。
カンピオナート・ブラジレイロ 2024 第37節 (2024/12/05) | ||
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フルミネンセ | 1-0 | クイアバー |
ファービオ | GK | ワウテル |
サムエウ・シャビエル チアゴ・シウバ チアゴ・サントス ガブリエル・フエンテス (グーガ) |
DF |
マテウス・アレシャンドレ ブルーノ・アウベス アラン・エンペレウル ハモン |
ファクンド・ベルナル マルチネッリ (ケーノ) ジョン・アリアス (イザーキ) リーマ ケビン・セルナ (ヘナット・アウグスト) |
MF |
デニウソン (ドゥドゥ) フェルナンド・ソブラウ (ハイラン) ルーカス・ミネイロ |
ヘルマン・カノ (カウア・エリーアス) |
FW |
エリエウ (デリキ・ラセルダ) イシドロ・ピッタ (ジャジソン) クレイソン |
ケビン・セルナ 60 | ゴール | |
ファクンド・ベルナル ケビン・セルナ ケーノ |
イエロー カード |
ワウテル エリエウ ハモン |
マノ・メネーゼス | 監督 | ベルナルド・フランコ(暫定監督) |
主審: ハファエウ・ホドリーゴ・クレイン 会場: エスタジオ・ド・マラカナン (リオ・デ・ジャネイロ) |
2024.12.05
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