Torneo Apertura 2024メキシコ1部リーグ 2024 前期

12月15日に行われたリーガMX 2024の前期決勝 2nd.Leg 。モンテレイで行われた「モンテレイ × クルブ・アメリカ」は同点で終了し、1st.Leg を制しているクルブ・アメリカの優勝が決まった。

優勝のためには勝利が最低条件のモンテレイは3分にチャンスメイクしたが、右からのクロスに合わせたブランドン・バスケスのヘディングシュートはキーパーにキャッチされる。対するクルブ・アメリカは16分に高い位置で奪い取ったボールをアルバロ・フィダルゴがペナルティエリアへ送ると、アレハンドロ・センデハスが右足でフィニッシュに持ち込んだが、ボールはキーパーによって弾き出された。18分にはセットプレイからゴールネットを揺らすも、VARチェックの結果オフサイド判定でゴールは取り消された。

それでもクルブ・アメリカは24分、味方のフィードをアレハンドロ・センデハスがペナルティエリアからペナルティエリアの手前に落とすと、パラグアイ代表MFリチャール・サンチェスが右足を振り抜きミドルシュートを決めて先制。キーパーの伸ばした右手の指先をかすめてゴールネットに突き刺さる“ゴラッソー（スーパーゴール）”で、クルブ・アメリカは2試合合計スコアを 3-1 とした。

モンテレイは27分、31分と決定機を演出したが、キーパーにセーブされてしまう。後半にはモンテレイが一層攻撃を強化したが、最終ラインを崩す場面までは作れても決め手を欠く。72分にはロベルト・デ・ラ・ローサがペナルティエリアでシュートを打ったが、ボールはファーサイドへ流れた。

80分以降はモンテレイがボールを支配して一方的に攻め込んでいった。すると85分、ペナルティアーク付近でパスを受けたセルヒオ・カナーレスがペナルティエリアへパスを出すと、トラップしたホアン・ロハスがフェイントでシュートコースを作り右足でゴールへ流し込んで同点とした。しかし、この時点では2試合合計スコアが 2-3 とあと1点足りない。

モンテレイはなおも圧倒的に攻め込んだが、88分のコーナーキックではチリ代表DFセバスティアン・ベガスのヘディングシュートがクロスバーを直撃。結局モンテレイはホームで勝利を収められなかった。

クルブ・アメリカのリーグ優勝は3連覇で、通算は16度目。一方のモンテレイは5年ぶりのリーグ制覇にあと一歩届かなかった。

リーガ BBVA Bancomer MX （メキシコ1部リーグ） 2024 前期 決勝 2nd.Leg　（2024/12/15）
モンテレイ	1-1	クルブ・アメリカ
ルイス・カルデナス	GK	ルイス・マラゴン
エリック・アギーレ （ホアン・ロハス） ステファン・メディーナ エクトル・モレーノ （セバスティアン・ベガス） ジェラルド・アルテアーガ	DF	ケビン・アルバレス イスラエル・レイェス ラモン・フアーレス セバスティアン・カセレス  クリスティアン・カルデロン （クリスティアン・ボルハ ）
イケル・フィンブレス ホルヘ・ロドリゲス オリベル・トーレス （ヘスス・コローナ） セルヒオ・カナーレス ヘルマン・ベルテラーメ	MF	アラン・セルバンテス （ジョナタン・ドス・サントス ） アルバロ・フィダルゴ  リチャール・サンチェス  アレハンドロ・センデハス
ブランドン・バスケス （ロベルト・デ・ラ・ローサ）	FW	エンリ・マルティン （ロドリーゴ・アギーレ ）
ホアン・ロハス　85	ゴール	24　リチャール・サンチェス
	イエロー カード	ジェラルド・アルテアーガ アレハンドロ・センデハス
マルティン・デミチェリス	監督	アンドレ・ジャルジーニ
主審：　セサル・アルトゥーロ・ラモス・パラスエロス 会場：　エスタディオ・BBVA　（モンテレイ）