
- Campeonato Carioca 2025カンピオナート・カリオカ 2025

フラメンゴが二度決めたゴールはいずれもVARにより無効 それでも宿敵フルミネンセを退けて連覇達成
カンピオナート・カリオカ 2025 決勝 2nd.Leg フラメンゴ 0-0 フルミネンセ

▲ フラメンゴがクラシコを制して連覇を達成。表彰式では元日本代表監督のジーコ氏もいっしょにトロフィーを掲げた(写真提供:Getty Images)
フラメンゴは24分にハイプレスをかけたゴンサーロ・プラタがキーパーからボールを奪い取ったが、ゴールエリアの右端でキーパーとのタイミングをずらした上で打ったシュートはキーパーに左手で弾かれ、プラタは頭を抱えて寝転んだ。プラタは27分にも同様の位置でシュートに持ち込んだが、今度は元ブラジル代表DFチアゴ・シウバに足でブロックされた。
対するフラメンゴは33分にカウンターから決定機を演出したが、ウルグアイ代表MFジョルジアン・デ・アラスカエータのスルーパスでキーパーと1対1になったルイス・アラウージョのシュートは、キーパーの脇をすり抜けたがポストをかすめてわずかに枠を逸れた。
後半、フルミネンセは62分に元U-20アルゼンチン代表FWヘルマン・カノが左からのクロスに頭で合わせたが、ヘディングシュートはファーサイドへ流れてしまう。一方のフラメンゴは87分に左サイドを上がったジュニーニョがペナルティエリアでカットインして右へパスを出すと、遅れて上がってきたゴンサーロ・プラタが左足でゴールに流し込んだ。だがジュニーニョがドリブルを始める直前にイグナシオの太ももに腕を回して倒していた事実が、VARのオンフィールドレビューでファウルとみなされたためノーゴールとなった。
得点が欲しいフルミネンセは89分にロングフィードで前線を上がったケーノがペナルティエリアで右足を振り抜いたが、枠を捉えたボールはキーパーに阻まれてしまう。対するフラメンゴは、後半のアディショナルタイムにロングフィードで右サイドを上がったジュニーニョがゴール前に折り返したボールをミシャエウが右足でゴールネットに突き刺したが、この場面ではロングフィードの瞬間にジュニーニョがオフサイドポジションにいたため、またもゴールを取り消された。
フラメンゴの州選手権優勝は、2年連続39回目。同州の優勝回数は、フルミネンセが33回、バスコ・ダ・ガマが24回、ボタフォゴが21回とビッグ4が他を圧倒。1938年以降は上記4クラブのいずれかがほぼ優勝していて、他のクラブはなかなかタイトルにたどり着けていない。
カンピオナート・カリオカ 2025 決勝 2nd.Leg (2025/03/16) | ||
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フラメンゴ | 0-0 | フルミネンセ |
アグスティン・ロッシ | GK | ファービオ |
ウェズレイ レオ・オルチス レオ・ペレイラ アレックス・サンドロ |
DF |
サムエウ・シャビエル イグナシオ チアゴ・シウバ ヘネ |
エリック・プルガル ニコラス・デ・ラ・クルス ジョルジアン・デ・アラスカエータ (ギジェルモ・バレーラ) |
MF |
オタービオ (ヒケウミ・フェリッピ) マルチネッリ (ケビン・セルナ ) リーマ (エルクリス) |
ジェルソン (ジュニーニョ) ゴンサーロ・プラタ ルイス・アラウージョ (ミシャエウ) |
FW |
ジョン・アリアス ヘルマン・カノ (エベラウド) アグスティン・カノービオ (ケーノ) |
ゴール | ||
ジョルジアン・デ・アラスカエータ ルイス・アラウージョ ニコラス・デ・ラ・クルス |
イエロー カード |
チアゴ・シウバ オタービオ リーマ アグスティン・カノービオ ヒケウミ・フェリッピ イグナシオ |
フィリッピ・ルイス | 監督 | マノ・メネーゼス |
主審: ブルーノ・アルレウ・ジ・アラウージョ 会場: エスタジオ・ド・マラカナン (リオ・デ・ジャネイロ) |
2025.03.16
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